結婚の夢


女性と結婚している夢を二晩続けて見た。

土曜日の夜の夢は、里帰りしていた妻の実家から自分の家に帰るところ。妻とともに玄関で靴を履いていて、それを妻の母(つまり姑)が見送っているところで、俺は姑に大変気に入られており、何やかんやとたくさんの土産物をもらっている、という夢だった。

そして日曜日の夜の夢は、朝、仕事にでかける前にウェブ関係の仕事をしているシーン。会社の仕事以外にも、サイト運営の仕事を個人で持っている設定で、そのサイトのRSSニュース配信のため、XML編集をやっている。家を出る間際に細かな仕事を急いでやっているところで、隣に妻が座って俺にいろいろちょっかいをかけるので、俺は「今はこれやらなきゃいけないからちょっかいかけない!!」と強い調子で妻を叱る。すると隣で妻はしょげかえっており、俺は悪いことをしたなあと思いつつ妻を口でなだめながら、URLをコピペしてXMLの編集を慌てて続けている、という夢だ。

ちなみに、二晩の妻は(すごい言い方だ 笑)、それぞれ別人。日曜日の夜の夢の妻はヒスパニック風の外国人のようだった。顔の印象ははっきりとしていないが、いずれも美人の印象だった。

それにしても、奇妙だ。何故俺が女性と結婚している夢を見たのだろう。たまにおめでたいというか夢見がちなゲイで「子供がほしいという願望があるから、自分がゲイということをわかってもらったうえで女の人と結婚して子供を持ちたい」などと妄言を吐くのがいるが、俺はもちろんそんな幻想は抱いていない。
もののついでに言っておくと、そういうことを言うのは、ゲイカップルとして養子をとって育てたいというのではなくて、「ボクと妻と子供でシアワセアハハハ(お花畑)」という、絵に描いたファミリー幻想に自分を組み入れることを夢見ているわけで、子育ての現実を見ていないということと、ゲイが自分の幻想を満たしたいがためだけに結婚相手の女性の人生を踏みにじることの意味について考えていないということ、大きく2つの意味で何をバカなことを、と思う。ちなみに友情結婚という欺瞞については過去に書いたとおり。

さて、話は戻って、女性と結婚している夢を見たことについてだが、日常に自分が女性と結婚することについて考えたとか、好意を寄せる女性がいるとかの、トリガーになるような出来事は何もなかった。もちろん願望などないことは上記の通り。それがゆえに、夢が一層奇妙に思えたのだ。少し前、じょにおとコミットメントリングをするならどういうのがいいかなどという話はしたが、結婚に類するような話題といえばそれくらいのもので、こんな夢を見るとは、まさに夢にも思わなかったのである。