30年の付き合い


土日で知多半島に1泊旅行に行ってきた。一緒に行ったのは、中学時代の同級生であるう~たんとまー。会ったのが中学1年生で13の時だから、今43の俺たちはかれこれ30年もそれぞれの成り行きを見てきたことになる。恐ろしい。う~たんもまーも子持ちで安定した家庭生活をしていて、そんなところだけを見るとどうしてこの3人が長年付き合っているのか不思議に思えるかもしれないが、多感な時期に一緒の時間を生きた機会というのは、大同小異ならぬ大異をも包み込んでしまう大きな幹なのかもしれない。

などと大仰に書いてみたが、別に会うことに気負うわけでもなく、夏が来たな、いっちょどっか行っとくか、という感じで出かけた旅で、旅というほどのものですらなく、特に観光をするわけでもなく、特に勢い込んで深い話もせず、何もないひなびた田舎で寝泊まりして、半島を車で回って帰ってきただけの、単純なる時間だ。(でも、そういう時間を持つのが大事なのだと思う)

いくつか写真を撮ったので、載せておくか。

宿の近くの海。あまりきれいではなかったが、写真では嘘をついてみた。(笑)
宿の近くの海。あまりきれいではなかったが、写真では嘘をついてみた。(笑)
写っているのは、まー。
写っているのは、まー。
黄昏のまー(右)とう~たん(左)。でも感傷的な話をしていたのではなく、「カニがおる!」みたいな。(笑)
黄昏のまー(右)とう~たん(左)。でも感傷的な話をしていたのではなく、「カニがおる!」みたいな。(笑)
使われなくなって久しい屋外シャワーが、首をうなだれて廃屋の庭先に立っていた。
使われなくなって久しい屋外シャワーが、首をうなだれて廃屋の庭先に立っていた。
自然に徐々に飲みこまれようとしている廃屋。トイカメラ風に。
自然に徐々に飲みこまれようとしている廃屋。トイカメラ風に。
色々と微妙な宿だったが、食事は売りだけにまともだった。
色々と微妙な宿だったが、食事は売りだけにまともだった。
なので、まともな旅に見えるよう、食事の写真を載せておく。(笑)あわび。
なので、まともな旅に見えるよう、食事の写真を載せておく。(笑)あわび。
伊勢海老だの、エビフライだの。
伊勢海老だの、エビフライだの。
結構腹がいっぱいになっていたのだが、〆は白米でなく寿司だったのでぺろりと食えた。
結構腹がいっぱいになっていたのだが、〆は白米でなく寿司だったのでぺろりと食えた。
で、翌朝。同級生を写真レポートせよとのじょにおの命令で。(笑)左からまー、俺、う~たん。写真を載せてもプライバシーがどうのとか顔バレがどうのとかグダグダ言うような連中でないのがありがたい。(笑)
で、翌朝。同級生を写真レポートせよとのじょにおの命令で。(笑)左からまー、俺、う~たん。写真を載せてもプライバシーがどうのとか顔バレがどうのとかグダグダ言うような連中でないのがありがたい。(笑)
宿の玄関先にあった鉢植えの見慣れない植物。これは何?
宿の玄関先にあった鉢植えの見慣れない植物。これは何?

まあそんなこんなで(すごいはしょり方だ 笑)土曜日の夕方には東京に帰りついた。しかし、日頃美意識がどうのとか、趣味性がどうのとか、そういったことに神経質になりがちだが、こういう時間をすごすと、そういうことがどうでもよくなるというか、もっと人間の根幹として、ただいることのありがたさに気付かされるというか。そういう、根っこにある忘れてはならない基本を思い出させてくれるのが、こういう長年の付き合いの良い所なのだろう。う~たん、まー、サンキュー。またよろしく。