ナチュラルに記憶から抜け落ちた日


3、4日前頃が父の命日だった気がする。その一週間前頃には「確かそろそろだったよなあ」とおぼろげに頭に浮かんでいたのだが、当日あたりにはすっぽり抜け落ちて、昨日になって多分その日は過ぎたということだけを思い出した。当日あたり、といったのは、正確な日付さえ覚えていないからだ。そんな有様だから、感慨もわかない。近年、その日あたりに何か考えただろうかとブログを読み返してみたが、去年も一昨年もこれについては書いていなかった。

何故そういういきさつになったかはプロフィールのページから理解してもらうとして、父は死に、母とは連絡を絶って、もとから薄かった親戚付合いは父母とともに完全になくなった結果、今では血縁として繋がりがあるのは、たまに連絡を取り合う妹だけになった。

……とまあここまで書いて、手が止まってしまい、何をか言わんやとふと考えるに、父の死に関しては、今では本当に何もないことに気づく。ただ、自分史の一構成要素としてこうして書いておきでもしなければ、本当に風化していくので、忘れたということを忘備録として書いておく。(とても矛盾した言い回しだ)