夢 トカゲを揚げる


mixiでは夢日記を時々書いていたのだが、最後に書いたのが、約1年前。久しく書いていなかったが、今日久しぶりに奇妙な夢を見て、書く気になった。

深夜。イベントに出演した旅行の翌日、台所に立って、俺はコンフィを作っている。材料の肉を素揚げにして根気よく火を通しているのだが、コンフィといっても鴨肉などではなく、トカゲ。4、50cmほどの、鍋から多少はみ出る頭つきの半身と、肉だけにきれいに切られた皮つきの身の2つを、時間をかけて揚げるのだ。

赤い目と、鋭い牙を持ち、生きているときにはさぞ凶暴だっただろうと思うそれの頭を、携帯カメラで撮影しておこうと思うのだが、うまくいかない。トカゲの目は、縦に瞳孔のスリットが入っていて、いかにも意思疎通が図れなさそうな、異生物のそれだ。そして、俺はもう長い時間、少なくとも30分以上はトカゲを揚げているのだが、中まで火が通らず、まだ肉は生の部分があり、頭つきの身の方は頭と尻尾が鍋から出ているので、端を交互に油に沈めて揚げることにする。

肉だけの塊の方は、ずっと油に沈んだままだ。よく焦げないなと見てみると、その塊は黒くて目の粗い網に入っている。引き上げて見てみると、何とその網に前日にイベントで着用したレザーウェアが一緒に入っているではないか!! レザーのシャツを取り出す前に、丸めて畳んだチャップスを取り出して拡げてみると、それは合成皮革なのに溶けておらず、柔らかい。

そこで、傍らに置いてあった、イベント衣装を運んで持っていったデイパックの中を見てみる。中からは白い長タイツが出てきた。裾が丸まっていて何か詰まっているようで、伸ばしてみると、中からゴルフボールが4つ転がり出てきた。そしてデイパックからもう1点出てきたのは、サプリメント。噛んで食べるタブレットタイプで、プラボトルに入っていて、その成分はテアニンとビタミンB12と、ビタミンCとか。何故かそれをいくつか食べて、また俺は鍋に向かってトカゲの肉を揚げ続ける…………。

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今回夢解きは敢えてなし。しかし気にかけていることが夢に徴表されているようで、面白い。何故深層心理は、その徴表物でシンボライズされるのだろう。