JOEのおうちゴハン 鶏手羽の中華風煮込みスープ


まだまだ寒いですね。体を温めるものが欲しくなります。
ほっくりした味を楽しめる食材とともに、
ちょっと贅沢な煮込みスープを作りましょう。

鶏手羽の中華風煮込みスープ
鶏手羽の中華風煮込みスープ

写真中にちらほら見える材料は、中華料理では時々出てくる材料。小売のスーパーなどでは見当たらなかったり、高かったりしますが、中華街などではポピュラーに見かける食材です。見かけたら買っておいて、使ってみましょう。

材料

  • 鶏手羽(肉を楽しめるの手羽中でも、手羽先でも) 18ピース
  • 大根 半本
  • 干貝柱 20個
  • 干し椎茸 10枚
  • 蓮の実(乾燥) 100g
  • ねぎの青いところ 2、3本分
  • しょうが 大1つ
  • 塩こしょう 適宜
  • 酒 1カップ
  • 醤油 4分の3カップ
  • オイスターソース 50cc

↑の量は目安です。

調理

今回は少し時間がかかります。というのは、乾物をもどすからです。

まず、一番時間がかかるのが干貝柱。乾燥の状態で、埃やゴミを軽く落として水に浸し、冷蔵庫へ。2、3日かけて水を含ませ、もどしましょう。これは放っておくだけでできるので、時間はかかるけれども簡単です。

次に、干し椎茸。水を張ったボウルでごく軽く洗ってこれもゴミを落とし、あらためて水を張ったら一晩置いてもどします。落し蓋ならぬ落としラップをしておくと、浮き上がったところにも水が行き渡ってきれいにもどります。

そして、蓮の実。これはもどし方をネットで調べても、何だか書き方があいまいでよく分からない記述が多いので、ここで詳しめに書いておきます。
まず水に2時間ほど浸けます。そして水を変えて鍋に入れ(水は多めに、100gの蓮の実だったら1リットル位)、沸騰させます。グラグラして4、5分ほどでアクが泡として浮いてきますので、そしたら水を捨て、あらためて同じくらい水を入れて沸騰させ、7、8分ほど茹でればもどります。ほとんどの場合、割れ目から割れますが、割れなかった場合には中に緑の小さな芽があります。苦いので取り除くとよいようです。(たいてい取れてます)
ちなみに蓮の実は時間が経ったものは茶色っぽく、干して新鮮なものは白いので、白いのを選びましょう。

さて、材料がもどったら、煮込む物と一緒に各材料の準備をします。

干貝柱はそのまま。もどし汁は捨てないでください! いいダシが出ているので、そのまま煮込む時使います。干し椎茸は半分か4つ切りに。これももちろんもどし汁も使います。蓮の実は実だけ、茹でたお湯は捨てて、水気をざるなどで切っておきましょう。
大根は厚め・幅広めの拍子木切りに。しょうがはスライスし、ねぎの青いところを用意します。

メインの鶏手羽ですが、両面に塩をふって7、8分置きます。浸透圧で液が若干出てきますので、これはペーパータオルで拭きます。この一手間で、臭みが抜けます。そしたらあらためて塩をふり、こしょうも。

各材料を用意します。
各材料を用意します。

そして鶏は表面を焼き、大根は軽く炒めます。こうすることで煮崩れにくく、また、おいしさが抜けにくくなります。

鶏と大根の準備。
鶏と大根の準備。

あとは煮込むだけ。材料を鍋に入れて、たっぷりの水を張り、酒、醤油、オイスターソースを入れて火にかけます。

鶏と大根以外の食材だけでもおいしそうに見えませんか?
鶏と大根以外の食材だけでもおいしそうに見えませんか?
煮込みます。
煮込みます。

沸騰して酒のアルコールが飛ぶまでは強火でかまいません。アクと鶏手羽の脂をすくい、落ち着いてきたらとろ火で2時間。時間はかかりますが、いかにも滋味のあるおいしいスープができますので、是非試してみてください!