プットニョスの腫れ物経過 Day1


この日記は、あとから読み返して「なんだあの時は気に病みすぎたな、何でもなかったのに」と気楽な気持ちで読み返すことのできるよう願いながら、記録としてつけておく。

​プットニョスの右前脚付け根付近に腫れ物ができた。正確に言うと、そこに異変を認めたのは二、三週間ほど前なのだが、その時は少し毛が剥げていた程度で、腫れてはいなかった。なので、時々できる湿疹のようなものだろうと思っていたのだが、今日見るとしこりになっている。

医者に連れて行くと、診ている最中にそこが潰れて出血。腫瘍の疑いありとのことで、外部の検査機関に出すという。結果は一週間後。その間、傷が化膿しないように抗生物質を飲ませることになった。獣医の見立てでは、そう悪いものではなさそうだとのこと。良性の腫瘍か、せいぜい単なるイボか、と。であればいいのだが。
じょにおには黙っておく。じょにおは今大阪に出張中で、帰りは火曜日。帰って数日後にはまた出張で、今度は香港へ行く予定で、検査結果の出る日には立たねばならない。ただでさえプットニョスを溺愛している県のこと、腫瘍の疑いありと言われて自分が離れていると、ストレスがかかりすぎるだろうと、言わないでおくことに決めた。
医者からそう言われた時には「ああそうですか」程度の反応しかできず。しかしこれが大事だったらと考え始めると、心にポツリとできた滲みが、じわじわと黒く広がってくる。元々、犬の命は人より短い。プットニョスは今5歳。長生きしてせいぜいあと10年だろうか、などと考えることはあったが、急にその生命のmortalityが強く意識されてくる。

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