去年、パートナーの誕生日にレストランで。この写真で見切れてはいるが、隣にパートナーの両親がいる。

付き合い16周年


毎年ゆるく1月最初の週末を記念日と定めている。今年でパートナーとの付き合いは16周年を迎えた。目下、犬の病気のことでかかりきりになっており、今年は食事に行ったりするどころではなく、犬の看病の合間に、夜ちょっとカップケーキを食べて、「おめでとう、今までありがとう、これからもよろしく」と言い合っただけだ。長い付き合い、そんな年もある。

すっかりお互いの存在も生活の大前提・基礎となって久しく、長期的な将来のプランにそれぞれの存在が織り込まれているのも当たり前になった。縷々書いているように、今年の3月には新築マンションへ住み替える予定があり、手続きだの申請だの内装計画だのと、種々やらねばならないことがあり、協力し合って共に、時には分業して、ことを進めている。

付き合い始めから、できるだけ長く安定した関係を築いていきたいとはお互い思っていたが、望みどおりこの関係は確たるものになった。社会的環境の側面からパートナーシップを見ると、同性婚法制化の動きは諸外国での実現はもとより、日本でも取り沙汰されるようになってきた。付き合い始めの頃には、稀に同性で結婚式を挙げる人達はいたが、それは法的保障のないセレモニーであり、当時はよもやこの国で法的に結婚を意識し、実現化させようとする動きが現実的に出てくるとは想像していなかった。

我々も、上げられる声は上げるようにしてきた。同性婚人権救済申立の申立人になったりパートナーシップ公正証書作成の際、公証役場に最初断られた時には、作成の仕事を依頼した東中野さくら行政書士事務所の永易至文氏と日本公証人連合会に申入れを行うなど、2人の関係を私的な結びつきに留まらせず、法的権利として強固にするためのアクションを実行してきた。法的拘束力はないものの、東京都のパートナーシップ宣誓精度でももちろん宣誓している。

東京都パートナーシップ宣誓制度受理証明書
東京都パートナーシップ宣誓制度受理証明書

そんな中でのこのところの同性婚法制化の動きは、昨今、国の腐敗や衰退のニュースばかりが目立ち、国家レベルでの劣化が目立つこの国にあって、数少ないまともな動きだ。既にG7では法制化されていないのは日本だけ、そしてアジアでは台湾、ネパールに続き、今年2025年(もう21と4分の1世紀だ!)に入って今月にはタイでも法制化されるなど、後塵を充分に拝してはいるが。

さて、2人の関係に再度フォーカスすると、パートナーには感謝しきりだ。両親に対してのみならず、親族にも俺との関係性を明らかにしてそこに好意的に迎え入れられ、家族経営が発祥であった会社で仕事を共にするというのは、そうやすやすと実現できることではない。

そして俺のわがままに辛抱強く付き合い、豊かな生活を提供し、贅沢をさせ、精神的に寄り添い、俺の一番の理解者でいてくれる。こんな愛、こんな幸運があろうかと思うほどに。振り返れば自己の人生はパートナーと出会う前までは波乱続き・多難続きだったと思うが、それを付き合って以来は覆し、取り返して余りあるほどだ。感謝しきりとは書いたが、ありきたりの言葉では到底足らない。

俺はパートナーのために何ができるか。パートナーが自分らしく生き生きとして人生を送り、活躍していくためには何を提供できるかを考えているが、それはこれからも共に歩むなかで、生涯かけてやっていくものなのだろう。これからもよろしく。

去年、パートナーの誕生日にレストランで。この写真で見切れてはいるが、隣にパートナーの両親がいる。
去年、パートナーの誕生日にレストランで。この写真で見切れてはいるが、隣にパートナーの両親がいる。