ノアノアが旧居でやっていて新居でやらなくなったこと
まず、クレートに自主的に入らなくなった。旧居では、例えばプットニョスが我々の側にいると、ノアノアは室内に置いたクレートで寛いでいたりしたものだ。
が、同じクレートを新居に持ち越してきたにもかかわらず、自分から入ることがなくなった。入居後も若干室内の造作の調整があって、工事関係者が来ることがあり、そういう時には促せばおとなしく入るのだが、日常においては全く入らなくなり、結局、室内クレートが不要になって、移動用を残して室内用は処分してしまった。

そしてもう一つは、ベッドに自分で上らなくなった。我々は旧居では犬達と一緒に寝ており、新居に入るにあたってベッドは買い替えたのだが、買い替えたベッドも旧居同様、犬が自分で上り下りできるよう、ロータイプにした。が、自力で楽々上れる高さなのに、ノアノアは決して自分でベッドに上らない。ベッドに上らないどころか、寝室の前にさえ行かず、リビングのドア前で、抱き上げてもらうのを待つようになった。
寝室が気に入らないのか?とも思うのだが、入るとおとなしく寝ているし、夜寝る時間になると、寝室に行こうと自分で誘う。寝室前の廊下や寝室のフローリングが嫌なのかとも思ったが、旧居でもベッドに到達するには木床があったし、これはちょっと謎だ。健康上の問題ではないにしろ。ちなみに朝は自力でベッドから下りる。
1頭になってからの変化
プットニョスがいなくなったことに伴う変化といえば、ノアノアは前より甘えるようになったというのがある。以前より格段に、我々にひっつくようになった。プットニョスがいた頃は、例えばリビングのソファーにいる時、「プットニョスがひっついているからノアノアも」と呼び寄せても、ノアノアはすぐ少し離れた所に行って、床でじっとしていたりして、ノアノアはさほどひっつくのが好きではないタイプなのかと思っていた。

それが今は、クレートがあろうとなかろうと、基本的に一緒にいるようになった。晩ご飯後、りんごとチーズをやるのはプットニョスがいた時と変わらない習慣なのだが、りんごとチーズをやった後、ソファーにいると、ノアノアが必ず俺を遊びに誘うようになった。
2頭でいた時は自分を抑えて我慢していたところもあったのかなと思うと、切ない。

老犬になってからと今後
11歳なのだが、基本的に元気。恐ろしく童顔で、まったく老犬に見えない。犬の寿命は延びているとはいえ、つい飼い主側もこれまでと同じようにノアノアを扱ってしまっている。が、変化ももちろんあるようで、先月の旅行時にトレーナーさんの所に預けた時は、周りの犬達とは遊びたがりもせず過ごしていたようで、幼犬期や壮年期とは違うのだなと実感した。
2025年末のある朝、ふとノアノアの顔を見ると、右目が鬱陶しそうでやや開きにくい。犬の不調で様子見は禁物、と、その朝かかりつけの獣医へ。角膜に傷があるとのことでそこから1週間は点眼薬で治療、再診するも治りが良くなく、さらに内服の抗生物質を加えて1週間。しかしあまり回復している様子がない。

初回と2回目は病院のアシスタント獣医に診せたのだが、どうもその獣医の接し方・治療が俺の感覚とフィットせず、3回目はセカンドオピニオン的に院長にかかった。と、角膜潰瘍が慢性化する自発性慢性角膜上皮欠損(SCCEDs スケッツ)と診断され、眼球をこすって再生を促す処置をし、継続して点眼と服薬を。歳を越した結果、完治。

もし治らなかったら目を一時的に縫合しての治療も視野にと言われていたので、本当によかった。ノアノアは治療の間、本来は嫌なはずのエリザベスカラー装着も自発的に受け入れてくれ、「嫌だがこれは自分にとって必要なことをしてくれている」という理解があるようだった。犬の回復力のすごさと、知的さに感服した。
これから色々と老齢化に伴う身体的変化は出てくるだろう。願わくば、それがなるべく本犬に苦痛を与えないように。健康で楽しく我々と一緒にいてほしい。
