伊勢丹新宿店で毎年この時期に開催しているシャンパーニュ販売イベント。前はよく行っていたが、ここ数年は行っていなかった。限定品は売り切れだろうし、値段は高めだろうしと思っていたのだが、友人カップルの誘いで行ってみたら、収穫があった。
例年盛況のイベントという印象があり、開店時にデパート入口に並ぶという人生初の体験をして入店。が、催事場に行くと、我々がほぼ一番乗りで、人はいなく、見て回るのに販売員の視線が気になるほど。少し見た後、併設のバーも人がいなくて予約が入れられそうだったので、そのうちPalmer & Co.(パルメ)のバーにまず午前11時で予約を入れた。そしてさらに見て回り、今度は色々買った。各売り場から買った物をカートに入れ、会計は会計場で。全て自宅配送を依頼しておいた。
時間になり、バーへ。3種の飲み比べがあり、そちらを選択。Blanc de Blancs 2018、Blanc de Noirs、そしてGrands Terroir 2015。合わせられたつまみは「トリュフ」パイの誘惑、「フォワグラ」UMAMIコンフィ、「黒毛和牛」極みロースト。

写真のとおり、色合いも、泡立ちも違う。もちろん味わいも。端正でミネラルを感じられるBlanc de Blancs 2018がいちばん好みに合うとは、友人カップル、俺とパートナー4人で意見が一致したところ。どれもドサージュは6~7g/lと、エクストラブリュット流行りの今ではトラディショナルな部類だが、エレガントで溌剌とした感じで、決して重くはない。なお、後から知ったのだが、ここのBlanc de Noirsはピノ・ノワールとピノ・ムニエ半々で醸されるのだそう。
ここで飲んで多少気が大きくなったところで(笑)、再び買い物。買い足しつつ、他のバーも入れそうだったので、正午に予約をしておいて入ったのは、Louis Roederer(ルイロデレール)のバー。

ここではドサージュゼロのブリュット・ナチュールを白・ロゼ飲み比べ。


先般のPalmer &Co.も、この後さらにもう1箇所入るバーでも、肉気が合わされていたのが興味深い。シャンパーニュは白基調で、それだと軽い食材と合わせるものと思いがちだが、ポテンシャルを感じさせたいとの意図だろう。Louis Roedererは安定のエレガンスで、大変気分良く飲めた。ちなみにこのバーのシャルキュトリーは、地下に店の入っている日進ハムのものだった。
飲んだ後、さらに見て回る。そして数本さらに買い足し、もうこんなものかなと思ったところで、会場内のバーの情報を見るに、Alraux(アルロー)のバーがあってミシュラン三つ星の菊乃井とコラボしたメニューがあるのを発見。菊乃井に興味があるので、ここにも行ってみたら、特別な体験ができた。
まず頼んだのは『京料理の宝箱と菊乃井 キュヴェ クリザンテム ブリュットセット』というもの。これは、合鴨ロース、〆鯖、柿蓮根なます、銀杏酒煎りの入った菊乃井の宝箱が、菊乃井用に醸したハウスシャンパーニュである『菊乃井 キュヴェ クリザンテム ブリュット』と合わされるもの。このキュヴェは、日本料理に合わせたドサージュ・セパージュのもので、この会場では買えず。菊乃井のオンラインストアでは買えるのだとか。

ちなみにChrysanthémeとはフランス語で菊のこと。

気分よく飲んでいたら、外国人の男性が通訳を伴ってカウンターに登場、しゃべりかけてきて、どなたかと思いきや、Arlauxの社長さん、Pierre-Christian Tramier(ピエール=クリスティアン トレミエ)氏。シャンパーニュ造りに関してや、菊乃井とのコラボについての説明、フランスでのテイスティングのエピソードなど、和やかに色々お話いただき、メゾンへの理解が深まった。明るい性格の方で、Arlauxへの印象はもちろんアップ。最後に写真をお願いして、記念撮影もしてもらった。

無論、これは買わない訳にはいかない。(笑)バーを出てから売り場に行き、2本買い、それぞれにトレミエ氏のサインを俺の名入りで入れてもらい、大満足。
買った物については次ページで。
