毎年恒例、中学の同級生まーとうーたん、そして俺の3人旅行に行ってきた。今年は浜松。めぼしも土地勘も特にある訳ではない。俺が東京、まーが中部、うーたんが関西に住んでいるので、どこで落ち合うか考えて、何となく決めた。我々の旅行はいつも、その先で何かをする目的旅行ではない。ただ会って、飯を食い、風呂に入り、宿でだらだらし、周辺を少し巡るだけだから、特に観光の目玉がなくてもいいのだ。極端な話、どこでもよかったりさえする。
プレ宿泊 箱根
浜松なら東京から車で行ける距離だから、今年は車で行くことにした。直で行くことも考えたのだが、約4時間運転してそのまま夜まで行動すると疲れるので、中継地で一泊一人宿泊をすることにした。中継地は箱根。
旅行中、パートナーは出張が入っていたので、ノアノアは毎度お馴染みトレーナーのワンラブさんに預けてきた。

ノアノアを預け、箱根へ向かう。ある程度は覚悟していたが、やはり海老名は渋滞。そして箱根湯本駅付近も渋滞。

それでも夕方前に箱根には行き着いたので、ホテルにチェックインする前に、ポーラ美術館に行った。過去、箱根では彫刻の森美術館、ラリック美術館、マイセンアンティーク美術館は行ったことがあるが、ポーラ美術館は行ったことがなかった。遊歩道もある広い敷地に、環境に配慮して大半を地下にしたという建物がある。


この時はちょうど『ゴッホ・インパクト 生成する情熱』展をやっていた。

ゴッホの作品他、ゴッホが日本の芸術家に与えた影響や、日本国内へのゴッホ紹介時の熱狂などを興味深く知ることができた。来場者は少なめで、ゆっくり・じっくり観られるのもよかった。


鑑賞後は、遊歩道を軽く散策。鳥の鳴き声、木々の葉の陰影、澄んだ空気を感じられ、とてもリフレッシュされた気分になる。東京から数時間でこれが味わえるのだから、やはり箱根はいい。名所たる所以を感じる。
美術館を出たら夕方ホテルへ。この旅行の趣旨は、同級生と何ということのない時間を共有することにある。従って、3人で泊まる所にはあまり金をかけないというのが通例。ただし、食事はある程度ちゃんとしていること、というのが暗黙の了解事項だ。これに従い、一人宿も極普通のホテルに泊まり、食事のみ少しグレードアップした。贅沢旅行はパートナーとすればいいのだ。(笑)



極一般的な家族連れ慰安旅行のグループが多い。その中で一人大きい鍋でしゃぶしゃぶを食べるのは、なかなかの異質感だったが、こういう体験も滅多にすることもないので、いいとする。
そして、箱根といえば温泉。もちろんホテルも温泉だった。到着後すぐにホテルでひと風呂浴び、夕食を挟み、小休止してから、夜は天山湯治郷に行ってきた。

天山はもうかなり年月が経っているはずなのだが、設備はよく手入れされていて、古さ故の劣化をあまり感じなかった。それから、最近は利用者の安全のためにと夜間照明をやたら明るくした風呂も多いなか、ここは山中で露天風呂に入る野趣をきちんと考えた、薄暗さがいい。
この旅行に限らずいつも、どこかへ出かける時には出発時物憂い気持ちになるのだが、来てしまえば、清々しい空気だの、湯煙の向こうに見える東京よりも遥かに多い星々だのに心洗われるし、途中渋滞はあるにしても数時間でこんな空気や景色が楽しめるのは、やはりいいなと思う。
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