BMW M440i xDrive グランクーペ簡易レビュー+デザイン詳細(写真多数)


インテリア

レザーシート

レザーをふんだんに用いたインテリアは、楽しみにしていたところ。今回、こちらもBMW Individualで用意されるオプションのフル・レザー・メリノにした。メリノレザーのシートはきめ細かくなめらか。ドアトリム、センターコンソールボックスの蓋、ダッシュボード下部にもこれが貼られる。フル・レザー・メリノのオプションとはまた別のオプションによるベンチレーションも装備したのだが、通気孔は比較的小さく、ステッチングのデザインを邪魔しない。ただし、この仕様にするとシートのサイドサポート電動調節は装備されない。

オプションのシートベンチレーションだが、マニュアルで強→中→弱→オフと切り替えられる(ヒーティングも同様で、ヒーティングは標準装備)。「アクティブベンチレーションシート」という名前がついており、何が「アクティブ」なのかと思ったら、エアコン設定の項目で「自動」を選択することができる。その際に動作を開始する感度と作動の強中弱も設定できる。

シートベンチレーション/ヒーターの設定はエアコン設定の項目下にある。
シートベンチレーション/ヒーターの設定はエアコン設定の項目下にある。

寒冷時に車を始動すると自動的にヒーターがオンになるし、ある程度の時間運転していて「ちょっと座面が蒸すな」という状況で自動的にベンチレーションが起動するようにも設定可能。そしてこれは個人設定として、キーと紐づけられるIDごとに記憶される。これは快適性が高く、価値あるオプションだと思う。

ところでシートそのものの座り心地だが、まだ新しいせいか、クッションは反発気味なのと、シートバックは背中全体をすっぽり支えるよりも下半分をより支える感覚がする。ランバーサポートを調節してみてもその感覚はあまり変わらない。座面は前部を引き出すことができて、長身の人には役立つだろう。疲労は少ない。1時間半ほど連続で乗っても特に腰に違和感が生じることはない。
不満がないわけではない。シートの高さは一律の上下で、前後で独立して変えられない。なので、ペダルを踏む時のサイサポートの抵抗をそれによって調節することはできない。

ダッシュボード全般

LCI(マイナーチェンジをBMWではLife Cycle Impulseと呼ぶらしい)で大きく変化したのは、物理スイッチが減ったこと。そのことが一概にいいとは言えないが、まずダッシュボードセンター部ではエアコンの吹き出し口デザインが変わり、アンビエントライトによる加飾と、従来はルーバーが表に出ていてそれを操作するようになっていたのが、表面は固定式になって、奥のルーバーの向きをレバーでコントロールするようになった。風の吹き出しの開閉具合もこのレバーを回転させて調節する。ダッシュボード左右端の吹き出し口のコントロールも同様。

シフト周りもLCIにより、シフトがグリップタイプからトグルスイッチになって平滑な見た目になった。iDriveは使いやすい。タッチパネルがワイド化して左側は少し遠いし、タッチパネルだとどうしても目視して操作することになるので、安全運転上もこれはいいと思う。

ダッシュボード上部は、シートオプションでフル・レザー・メリノを選択すると、BMW Individual インスツルメント・パネル・レザー・フィニッシャーと呼ばれるウォークナッパレザー張りが自動的に付帯する。メリノ同様きめ細かいが、メリノよりはやや硬め。直射日光もあたる場所なので、それでよいと思う。

ダッシュボード下部はシートと同じメリノレザー。細かい所までしっかり張り込んである。

ダッシュボード下部とグローブボックス蓋もメリノレザー張り。
ダッシュボード下部とグローブボックス蓋もメリノレザー張り。
運転席ステアリング下部。
運転席ステアリング下部。

ダッシュボードトリムでもう一つのハイライトは、中央部のウッド使い。近年流行りの、木目の肌を活かしたオープンポアードにした。

ウッド使いというとクラシックなタッチになりがちだが、これはモダン家具のようで気に入っている。なお、標準はアルミパネル。

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