(★★★★☆ 星4つ) 馬喰ろうは、恵比寿駅西口を降りてすぐの所にある馬肉料理専門店。他にも都内に何店舗か展開している。居酒屋のようなスタイルだが、料理自体はしっかりしていて、食べることを主目的にして行ってOK。 馬肉と…
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ポー名作集 (★★★★☆ 星4つ) 推理小説というかミステリー小説というか、そういうものの魁たるポー。その時代は、今では古典といってもいい過去になり、より刺激的で残忍で血なまぐさい描写はその後いくつも出てきたから、今では…
極夜 カーモス (★★★★☆ 星4つ) フィンランドを舞台にしたミステリー。日本人の思い描く「社会福祉が充実していて人々が幸せに暮らしている国」というイメージを覆す、陰鬱で、感情や社会状況のもつれ具合が印象的な作品。人間…
シャンタラム(上) (★★★★★ 星5つ) 長い長い小説。この文庫本1冊にして600ページ超えだが、これはまだ上巻で、中・下と3巻から成る。オーストラリアで収監されていた強盗犯が脱獄、ニュージーランドの偽造パスポートでボ…
フランキー・マシーンの冬(上・下) (★★★★☆ 星4つ) (★★★★☆ 星4つ) マフィアの抗争が一つの柱になっているハードボイルド物。既にロバート・デ・ニーロ主演で映画化も決まっているとか。ストーリーは分かりやすいが…
麻薬書簡 再現版 (アレン・ギンズバーグ共著) (★★★☆☆ 星3つ) 「書簡」というタイトルだが、中身は実体験に題材をとった小説的読み物。書簡そのままではなく、どうやら推敲もなされているらしい。これをどのような書物に分…
なんくるない (★★★★☆ 星4つ) 本人も解説で言っているように、観光客の目でみた沖縄を書いた小説短篇集なのだが、沖縄と聞いて沖縄に住んでいない人が思い浮かべるような一般的なイメージにほぼ沿った舞台設定になっている。 …
海辺の光景 (★★★★☆ 星4つ) 短篇集。表題の作品は「うみべ」ではなく「かいへん」だそうだ。 精神を病んだ母親に最期に付き添う様が、そこに至る思い出とともに過去と現在を行きつ戻りつして描かれている。人が狂気に至る様、…
山田風太郎(著) (★★★★☆ 星4つ) 山田風太郎は娯楽作家で、『魔界転生』や『忍法帖』シリーズで名高い。その辺りには俺はまったく興味がないどころか、むしろ自分の嗜好としては遠ざけておきたい物の類だ。が、ふときまぐれに…
夜市 (★★★★☆ 星4つ) 軽く読めて筋も追いやすいのだが、浅くはない。物語の取っ掛かりはたやすいのに、そこからの展開が予想外に深い。ホラーというと残虐性や陰惨さだけが追い求められそうだが、この作品はその点とても上品だ…