音楽レビュー Lynden David Hall


Medicine 4 My Pain (2003)


殿堂入り作品

物憂げな曲たちが夜へ誘う魅惑の盤。土臭いかと思えば都会的で、内省的なようでいてエロティック。一連の流れが複雑な空気を醸したあと、ラストのタイトルチューンで世にも清冽な風景を完成させる。必聴。若くして逝かれてしまったことが本当に悔やまれる才能。