音楽レビュー Kenny Lattimore & Chanté Moore


Chanté Mooreのソロはこちらのページを、
Kenny Lattimoreのソロはこちらのページをそれぞれ参照

Uncovered/Covered (2006)


(★★★★★ 星5つ)

私生活で夫婦である(→リリース当時は夫婦であった 2011年に離婚していたらしい)Chanté MooreとKenny Lattimoreが、↓にある前作”Things That Lovers Do”に続き、発表したデュエットアルバム。

前作からスケールを拡大し、さらに2枚組になっていて、さすがに聞き飽きるかと思ったらさにあらず、2枚通して聴いてもお腹いっぱいという感じにはならず、繰り返し聴きたくなる。
1枚目の”Uncovered”はR&Bの曲、2枚目の”Covered”はゴスペル曲になっているが、”Covered”も重すぎず、R&B的アレンジの音で聴きやすい。これからはBeBe & CeCe Winansのように夫婦でやっていくことになってしまうのだろうかと、Chanté Mooreのきらめきを惜しく思っていたら、(このデュエットはデュエットでいいのだが、単体で聴きたいと思っていた)この1年後にはKenny Lattimoreが、そして2年後にはChanté Mooreがそれぞれソロでアルバムを出してほっとした。

Things That Lovers Do (2003)


(★★★★★ 星5つ)

このアルバムは、まず著名なChanté Mooreが男声ボーカルをフィーチャーしたデュエットアルバムとしてこれを手にされるだろう。アルバムには発売当時「妊娠注意!」などと書かれた宣伝ラベルが貼ってあったように記憶しているが、確かにセクシー極まりない(がR. Kellyほどセックス直結でなくて安心はする)。

(当時)実生活でも夫婦とのことで、どの曲もいい絡み方をしているが、やはりChanté Mooreの華やかさが際立つ。曲はいずれも70年代~80年代のデュエットの名曲で、カバーアルバムではあるが、きちんと自分達の作品に仕立てているところはさすが。Karyn WhiteとBabyfaceの名曲”Love Saw It”や、Ashford & Simpsonの”Is It Still Good To You”などは特に聴きどころ。