音楽レビュー Cherrelle


Affair (1988)


殿堂入り作品

Jimmmy Jam &Terry LewisのプロデュースによるR&Bの名盤。Jam & Lewisのプロデュース業はその後もどんどん拡大していくが、ファンキーさ、完成度、オリジナリティーのどれを取ってもこのアルバムの出来は白眉。Interludeが差し挟まれるストーリー性のある凝ったアルバム展開、音も細かく曲ごとにスネアドラムのセッティングや音選択を変えるなど、音作り的にも面白い。そしてCherrelleのボーカルパフォーマンスが遺憾なく発揮されているのももちろんのこと。Alexander O’nealの”Hearsay”と対になっていて、併せて聴くとなお面白い。