音楽レビュー Amel Larrieux


Morning (2006)


(★★★★★ 星5つ)

Blue Sixレーベルでのディープハウスにボーカリストとしてフィーチャーされていた作品では、Amel Larrieuxのボーカルは、音楽を邪魔しないひたすら軽いボーカルといった印象だったが、本人名義では、より複雑で聴き込ませるボーカルを披露している。ジャズのようでジャズでなく、R&Bというくくりよりはもっと思想的。オリジナリティあふれる良質の音楽。

Bravebird (2004)


(★★★★★ 星5つ)

音楽の作りが緻密で高度。特に音程・タイミング・声質いずれも完璧にシンクロさせたコーラスワークが見事。そしてそれを技巧的なだけに終わらせていないのが素晴らしい。 ギミックに陥らず、プロデュース任せにならず、自分の音楽を築いている。

SadeのバックバンドSweetbackでもフィーチャーされていた瑞々しい声が、独自の世界を花開かせている。