エクストラ・ブリュットに対しては口当たりの厳しさから少し身構えてしまう。今回飲んでみたのはこちら。

Hervé Malraud Extra Brut Henri Mandois(エルヴェ・マルロー エクストラ・ブリュット アンリ・マンドワ)。少しややこしいのだが、ブランド名はHervé Malraud(エルヴェ・マルロー)。生産者はHenri Mandois(アンリ・マンドワ)今はこのExtra Brutは日本では商品が見当たらず、Brut Nature(ドサージュゼロ)の扱いがあるようだ。
面白いのは、セパージュ(使用されるぶどう品種の割合)の情報などがボトル裏の輸入社ラベルに記載されていること。これは情報としてありがたい。それによると、ピノ・ノワール50%、シャルドネ35%、ピノ・ムニエ15%とか。
グラスに注ぐと勢いのよい泡立ち。色は淡い。

口に含むとやや酸が際立っており、いかにも辛口の印象。レモンピールやグレープフルーツ、りんごなどの香りを感じる。正直、エクストラ・ブリュットはそう好みではないのだが、モエ・エ・シャンドンのようにモッタリしていてキンキンに冷やさないとダルな印象になるものよりはいい。そして、注意深く味わうと、奥にぶどうの旨味が感じられる。

食前やオードブルとともに軽く飲むのが良いように感じた。