シャンパーニュレビュー José Michel & Fils Special Club 2007


過日、パートナーのじょにおと同居を開始して7年の記念に。スペシャル・クラブについては初出のFresnet-Juilletの記事を参照してもらうとして、今回はJosé Michel。前にレストランでロゼを飲み、気に入ったのでSCも買ってみた。

José Michel & Fils Special Club 2007
José Michel & Fils Special Club 2007

José Michel & Fils Special Club 2007(ジョゼ・ミシェル スペシャルクラブ2007)はJosé Michelのプレステージキュヴェ。樹齢70年以上の古樹であるピノ・ムニエとシャルドネから造られ、その比率は半々。プレステージとなると普通はピノ・ムニエでなくピノ・ノワールで造られるところだが、ムニエにこだわるのがJosé Michel流。このヴィンテージのドサージュ(澱抜き後のリキュールによる補糖)は資料がないが、2002は10g/L。

開栓すると同時に芳香が漂ってくる。色はやや淡く、シャルドネの緑がかったヒントが見える。泡は比較的ゆっくり立ち上る。

ボトルが太いのでいつも使っているスリーブ型のクーラーには入らず。
ボトルが太いのでいつも使っているスリーブ型のクーラーには入らず。

ヘーゼルナッツや柑橘類の香り。温度が低いと酸が強いが、少し上げてやるとバランスが取れる。

ピノ・ムニエ主体だとどうしても後半飲み口が重くなり、酔うと体がだるいと感じられる場合が少なくないが、José Michelは別。特に神経を使って醸されたであろうSCは、充実感はあれど、そのような不快な感じはなかった。ピノ・ムニエを使っているシャンパーニュのお手本になるようなさすがの一本。