東京プライドに今年もパートナーと参加した。個人的には、2001年に初めて参加して歩いて以来、ちょうど四半世紀(!)。東京レインボープライドと称していたのが去年から東京プライドとなり、レインボーが呼称から外された。が、YouTubeのチャンネル名は未だ東京レインボープライドのまま、Xではハッシュタグで#TRPを使う人が少なくないなど、少々混乱が見られる。



さて、今年は6/6(土)・6/7(日)の2日間だったわけだが、パレード当日は6/7(日)。我々が歩いた集団は「公益社団法人Marriage For All Japan-結婚の自由をすべての人に / Marriage For All Japan」で、事前のカップル募集に応募して参加した。

12:04出発と、梯団(今はフロートと言わず梯団と称されていたようだ)の中では60個中2番目に出発と早め。あいにくの天気で、集合から出発、そして帰着までは時折しっかり濡れるくらいの雨で、雨合羽を着て歩いた。前はゴールデンウィークに開催していたパレード、それは地方からも人が参集しやすくするためと、6月が世界的にプライド月間であることは認識しつつも日本は梅雨で天候的に不利であることからそうなっていたと記憶している。歩きながらなぜその趣旨を曲げてしまったのかと、少々恨めしかった。

が、行進そのものはスムーズに進行し、今年の梯団は先導車の運営もよく、シュプレヒコール「『結婚の平等に』 >>『イエス』」「『最高裁で愛は』>>『勝つ』」もキャッチーだった。

さて、パレードを無事歩き終えたら雨はほぼやみ、ブースを見て歩く。今年は性的要素を感じさせるものがほぼなく、そこを糊塗していいのか?との疑問も。


そういえば、フロートにゴーゴーが乗っていなかったことについても批判の声があった。フロートのゴーゴーというのは、単にセクシーな賑やかしではない。エイズ禍が激しかった頃、ゲイは不健康な集団と思われるスティグマがあった。そのマイナスイメージの払拭のため、健康美を備えた存在がアピールされた、という歴史的背景がある。そこを性的であると決めつけて排除するのは、いただけない。まったく、毎年毎年どうしてこう運営はちょっと考えたらわかる問題を生じるのか。
上記について追記:この問題につき「プログラムマネージャーの女性」(氏名不記載)が「ドラァグクイーンについてはバビ江さんがたくさんのクイーンさんに声をかけてああいうふうにいつも誰かしらフォトブースに立ってお客さんと写真が撮れるようになっている、けれども、GOGOさんに関してはそういうふうに仕切ってくださる方がいるのではなく、9monstersさんとかプライベートケアクリニックさんとか、ブースでGOGOさんを呼んでいるところがご厚意で、GOGOさんにフォトブースにも立ち寄ってもらうようにお願いしてくださっていた、しかし、今年はそういうブースの出展がなく、結果的にGOGOさんがいなくなってしまった、ステージにはクイーンさんと一緒にGOGOさんも何人も出られているし、公式パーティの「Pride Night」にもGOGOさんをお呼びしているし、TRPとして排除する意図は全くありません」と述べたとのことをそのまま流している記事があった。しかし、そもそも露出度が高くなる可能性のあるブース出展をさせていないうえ、各フロートが(60個もあるのに)ゴーゴーが出ていないのが結果的、とするのはあまりにも不自然。こうした発言を鵜呑みにしてそのまま流して「ああ安心」とは、どうかと思う。
それはそうと、我々が上記の集団で歩いた条件の一つに、このあとステージでのMarriage For All Japan特別企画で、去年のごとくカップルとして登壇し、同性婚の法制化を訴えるというのがあった。もちろん計画通り登壇。今年は31組が壇上に上がった。

念のため、大前提として、なぜ『最高裁で愛は勝つ。』と書かれているのかを、書いておく。2019年から各地で始まった同性婚法制化のための訴訟は、各所高裁判決が出揃い、6訴訟中、東京高裁のトンデモ判決を除き、5訴訟で違憲との判断がなされた。その上告審で、最高裁ではこの審理を大法廷で成す運びとなった。つまり、憲法判断が下されるということだ。そしてこれは早ければ今年2026年中にも判決がなされる。この訴訟の大きな節目であるということで、このキャッチコピーなのである。
この写真ではわからないかと思うのだが、登壇前に並んでいて気がついたことがある。ゲイカップルのほとんどが白髪交じりの頭だったのだ。自分を含め。結婚までをも考える安定した関係を築いているとなると、年月を経たカップルが多くなるのは当然なのだが、こうしたことで若いカップルが声を上げるのが見られないのは残念でもあった。
様々な主張、様々な人々が集まれば、問題は生じうるのは不可避。いちいちケチをつけるつもりはないが、やはり長年参加していると、気になるところは気になるものだ。一時期大問題であった、人権よりもお祭り、ともするとスポンサー偏重の傾向は是正されてきたようだが、これからも大趣旨である包摂的姿勢でもって、パレードが続いてほしい。
