これを繰り返し書くとディスっているように聞こえるかもしれないが、俺の中ではBMWは走行性能の高い車を作るメーカーというイメージではあったが、ラグジュアリーとは少し違うと思っていた。これは、BMW=ラグジュアリーというのはそれだけ俺にとって意外だったということと、俺が不見識だったということなのだが。今般M440i xDriveグランクーペに実際乗って触れてみて、今までのその認識を改めつつある。なお、ここでいうラグジュアリーとは、価格だけの問題ではなく、行き届いていること、素材や仕立てが上質であることを指す。
BMWのこれまでの(私的)イメージ
「超」を除けば、高級車ブランドというとドイツ御三家は必ず筆頭に名が挙げられ、そこにBMWが一角を成しているのは周知の事実。その根本とは、車の基本性能を磨き上げたことであり、俺の中のBMWはそれだとは思っていて、ブランドならではの存在価値は認めつつというか、認めざるを得ないながらも、BMWがラグジュアリーをどこまで具現化しているかについては、疑問だった。
つまり、装備が行き届いていたり、目に触れたり実際に手で触れたりして感じる箇所に上質な素材を用いて、それが贅沢と感じられる一般的認知を得るレベルのものであるかどうかということに関して、イメージ戦略を含めて他のメーカーほどではないと思っていた。
たとえば、メルセデスはラグジュアリーカーにおいて圧倒的王道である。フォーマルな場で用いられる実績もおそらく圧倒的。ジャガーは優雅さにおいて特別感がある。ボルボはV60が現行型になって以降、高級車として認知されてきた。そうした印象に比して、BMWは贅沢さにおいて何かが足りないと思っていた。
海外旅行の際に手配されたホテル差し回しの車がBMWであったことは複数回あるが、7シリーズにしろ5にしろ、その後席に収まっての感覚はやはりスポーティー寄りだなという印象だった。


「BMWは走りのブランドだ」という先入観が強かったからかもしれないが、ショーファードリブンで後席に乗った時、伝わってくるサスの硬さや伝わってくる路面情報の多さは、ラグジュアリーからは少し離れたところにあるという感覚だった。
それに、街中で見かける1、2、3シリーズにはラグジュアリーさを感じないし、多く見かけるそれらに対しての「よくできたスポーティーな実用車」という印象こそが自分にとってのBMWのイメージだった。Mモデルについては走りに振り切っていて、これもラグジュアリーとは別。それに、正直に言うと、極少数のモデルを除いてBMWの大半はその外観が好きになれず、そのせいもあった。キドニーグリルの唐突さやプレスライン処理のロボット感が、高級車に流麗や洗練を求めたい俺の嗜好とは合わなかったのだ。そういうことでいうと、これまた街中でよく見かけるSUVモデルも、如何に装備に豪華なものがあろうとも、自分にとってのラグジュアリーではなかった。
おそらく、そういうイメージは、特に車好きの歴が長い人であればあるほど強いのではないかと思う。ということは、若い人で車に興味のある人が少ない今、BMWに対するイメージは多くの人がスポーツ車ではあってもラグジュアリーではないと思っているのではないか。しかし、ラグジュアリースポーツ、所謂ラグスポと言われる分野が高級時計の世界で席巻して久しいように、今はスポーツとラグジュアリーは両立する。すると、Mのイメージが牽引してきたBMWだが、ラグジュアリーのイメージをもカバーしておかしくはない。
BMWに対する個人的イメージへの転換
今般、M440i xDriveグランクーペを自家用として乗ってみて、ラグジュアリーさをやっと実感するに至った。各種スイッチの感触、塗装の特別な仕上がり、コノリーレザーがなくなってからは最上級とされる南ドイツ産のメリノレザーのシート、ナッパレザー張りのダッシュボード、ブレーキやステアリングの確かな操作感、アダプティブMサスペンションの快適な乗り心地、そして滑らかな直6エンジンのフィール。俺の中でのBMWは、それらに実際に触れることで、これまでの質実剛健スポーティーというイメージからラグジュアリーへとようやくシフトしたのだ。

もちろん、昔からBMWのエクスクルーシブな世界を体験してきた人はいる。そうした人にとっては「それは認識が足りなかったからだろう」と言うだろう。そのとおりだ。しかし、一般的には、やはりラグジュアリーという言葉でBMWを即座に思い浮かべる人は、スポーティーというイメージから思い浮かべる場合に比較して、未だ少ないのではないか。
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BMWのイメージが以前と変わったようで、長らく乗っているものとしては嬉しいです。
ただ、BMWプレミアムダイナースカードは招待制なんですね。435iGCを購入する際にカードも作られますか?と説明されて「は〜い」と気軽な気持ちで作ってました。大阪に来られたら一度8にも乗ってみてください。きっと気に入っていただけるかと。
今まではスポーツ寄りで高級にどの程度振ってるのかの実感がなかったんだよね。乗ると「なるほど気が利いてるな」と。プレミアムダイナースはよっさんみたいな人にはもちろん勧めるだろうけど(作れそうな人で持ってもらいたい人ね)、通常はノーマルのダイナースかVISAの案内みたい。8、乗せてね〜。