CTの説明文書。毎回渡されるが内容にもすっかり慣れた。

再発癌治療完了から3年半経過


再発癌の治療完了から3年半を経て、予め計画されていた定期のCT検査と定期検診を受けてきた。結果、異常なし。但し、血液検査の結果を見るに、腎臓の機能は抗がん剤投与以降若干低下しているようだが、治療を要するほどのものではないとのこと。また、再発時の放射線治療の影響に伴う甲状腺機能低下については、甲状腺ホルモン補充剤を現在75μg/日投与することで安定している。肝機能の数値が若干上がっているのは、別途抗アレルギー剤を飲んでいることによるものか。しかしこれも再検査や治療を要するものではないとのこと。

CTの説明文書。毎回渡されるが内容にもすっかり慣れた。
CTの説明文書。毎回渡されるが内容にもすっかり慣れた。

検査を受ける数週間前、扁桃腺を取った左側の喉が攣れるような感覚が強く、若干心配していたのだが、この検査で心配がなくなり、ほっとしている。3年経過時には「次回病院に来る時はもう秋の足音が聞こえる頃か」と思ったが、今日の東京の最高気温は35℃。そしてまた半年後のCT検査の予約が入り、その時はもう来年3月。新居への引っ越しなどで慌ただしい頃だ。

すべてがばんばんざいという訳ではない。

初回の手術に伴う首の引き攣れ感が強く、時折吐き気がするほどの時もあって、これは今回頭頸部外科の定期検診の時に医師に聞いたところ、経年に伴いこわばりが強くなる人は少なくないとのこと。理学療法士等にコンサルトすると軽減するかと聞いたが、結局のところ自分でまめにストレッチする等して付き合っていく他ないらしい。たとえば緩和ケアや精神腫瘍科にかかっても、例えば抗うつ剤投与等で精神的に安定させる等の処置が取られることはあるが、ぼうっとしてしまってよくないとのことで、それは俺も選択したくない。

では整体等は、と聞くと、マッサージ等されてもその時は気持ちがいいものの、1時間ほどするとまた元にもどる人が大半で、恒常的軽減には繋がらない場合が多いと。鍼が効くという人もいるらしいが。

という訳で、これにはずっと付き合っていく他なさそうだ。にしても、まずは根本的に癌を抑えられていて無事3年半が経過したことは喜ばしく、この生活が維持できていけばと思う。