住み替え

住み替え ローン事前審査結果と物件申込


ローン事前審査回答

ローン事前審査の回答があった。残念ながらA銀行はクロスサポートの連帯ローンも単独ローンも利用できず。現居売却を条件とせず、満額フルローンで慎重姿勢を取られたと推察。連帯ローンも俺の年齢的なことからしてしょうがない。普段年齢のことを意識することはあまりないが、絶対年齢をこういうことで思い知らされる。単独名義でのローンについては、B銀行・C銀行の事前承認がおりて、使いやすそうなC銀行を選択すると決めた。

B銀行・C銀行の違いは、ローンを組んだ後の繰り上げ返済の扱い。今回、新居の価格丸々でローンを組むことにして、現居を売却したらローンの繰り上げ返済に充てるつもりなのだが、選ばなかったB銀行はそれが支払期間短縮の扱いとなり、月々の返済額は変更されないとのこと。選んだC銀行は、元本充当されて返済額が減るので、その方がいいのではと判断。

ということで当然登記の名義人も残念ながらパートナー単独の名義になる。ここは現居売却によるローン減額をしたら、ペアローン等に借り換えをチャレンジしようという話になった。無論月々の支払いは家庭内で俺も按分拠出する予定だが、マンションの名義はあくまでパートナーの物、という訳で、それは現居と変わらない。

物件申込

そしてマンションギャラリーにて申込。申込にあたっては、重要説明事項の読み合わせが行われた。ローン事前審査承認の話から読み合わせ完了まで所要時間は3時間ほど。無事部屋が押さえられて、まずは一段階進展。今後は、販売金額の10%の手付金をまず振込み、ローンの本申込をして、10日後に契約となる。この手付金は、来年2025年2月末の引渡し時において、手数料や諸費用に充当され(総額で手付金の半額ちょっと)、余剰金はそれから数週間後にこちらの指定口座に戻される。

この手付金というのは、新築マンションを購入する際のハードルだなと感じた。支払に充当されて剰余は返還とはいえ、ローンで組んだ金が申込時点で手元にあるわけではないのに、契約前に支払いをしなければならないのだから。つまり、ローンを組めるならそれで物件を買えばいいと思っていると、ここでつまづくことになる。不動産業界では極常識的なことなのかもしれないが、俺はそれを知らなかった。
そして、割合として10%というと、総額の違いで用意する必要のある現金額に大きな違いが出てくる。我が家では幸いパートナーにその支払の算段が立てられて、マンション購入に踏み切った訳だが、家を買うならまず貯金、と世間一般で言われるのはこんなところだなと思った。

ここで白状しておくと、俺は金勘定が苦手だ。両親から「お金は汚いもの」と教えられて育てられたことが大きく影響していると思う。そして金の話を子供に極力見せないで育てるという方針もあり、それに輪をかけた。子育てをする人には、ある程度お金のことについて、どこかの段階で子供には多少なりとも見せておいた方がいいように思う。この年齢になって親の古い話を持ち出すのも何だが、そうしたことは後年に至っても影響する。

そしてもう一つ俺の事情を言うと、いいのか悪いのか、まとまったお金が必要という局面になると、いつも何となく何とかなってきてしまっていたので、お金について深く考えることがなかった。それは運でしかないのだが。

何はともあれ、これで次段階としては手付の支払いと契約だ。

(次回『住み替え 手付金支払いと契約』へ)