2021/2/8 月 総合8日目 退院1回目
放射線治療5回目
1回目の退院。倦怠感と微熱はあるが、さほど不調を感じない。朝9時に放射線治療。終わった後、少し声がれを感じたが、その後うがいで回復。自力で動くにもさほど困難を感じず、電車で帰宅。帰宅後はゆっくり。晩ご飯を作れそうだったので、買い物に行き、常夜鍋を作り、じょにおと食す。この日は食欲旺盛、他にも色々食べた。買い物にいった時に金柑を見つけ、甘露煮に。シロップも使える。喉にいいらしく、食べるようにする。
味覚に少し変調あり。どうやら旨味成分（アミノ酸）を苦く感じるようだ。昼食に食べた焼売でそれを感じた。常夜鍋でも、少しそう感じるところがあって、注意深く見ていこうと思う。
前頸部への放射線照射で、皮膚には傷をつけない方がよいと言われていて、髭をどうしたものだかと、剃らずに伸ばし放題にしている。写真では割と評判がいい。剃らず、トリミングしようかと思う。
2021/2/9 火 総合9日目 通院・全2週目
放射線6回目
朝は普通に食事を摂る。昨日食べ過ぎたか、便通が多い。苦味を感じる変調は、亜鉛サプリメントがいいらしく、購入した。少し口の中が渇く感じがする。
これから通いの放射線治療日は毎日15:40に行う。車で病院に行く。口の渇きが感じられていたのは、夕飯前には気にならなくなる。夕飯後にやや体がだるく、体温は37.5℃、アセトアミノフェンを服用。その後さして変調なし。
2021/2/10 水 総合10日目 通院・全2週目
放射線7回目
喉の奥に何かあるなと感じる程度の違和感はあるが、嚥下困難を生じるほどではない。味覚の変化は相変わらず。亜鉛サプリメントを一粒、昼過ぎに摂取。
この日の通院は抗体検査と、放射線治療後に放射線科の診療もあり。抗体検査は何かと思えば、B型肝炎に罹っている人は化学療法によってその再活性化が懸念されるとのことで、その検査だったが、幸い俺は非該当。旨味のアミノ酸を苦く感じることを医師に聞いてみたら、まだこの放射線治療初期では出にくく、抗がん剤の影響によるものではないか、とのこと。そして回復するには長くかかるかもしれないということを聞かされる。味覚に変化が生じた場合、回復に長くかかるとは知らされていたが、この状態かと認識したうえで長くかかると言われると、早くもうんざり。
夜、発熱。9時頃寒気がするなと体温を計ると38.7℃。アセトアミノフェンを飲み、横になる。どうも夕方〜夜になると熱が上がる傾向があるようだ。幸い熱は1時間ほどで36.8℃まで下がった。
2021/2/11 木 総合11日目 通院・全2週目
放射線なし
今日は祝日で放射線治療はなし。朝から下痢、処方されていた止瀉薬を服用すると止まる。昼にパスタを作り、食す。ニンニクの香りときのこの香りはよく感じられるので、旨味を感じるのが少ないのをカバーしてくれることを発見。
午後、自覚症状的には落ち着いている。犬散歩にでも行くかと思ったが、念のため体温を計ると37.5℃。この程度の発熱が継続しているのは、客観的には大きな変化なので、散歩は中止。発熱が生じたら抗生物質も飲めと出されていたのを思い出し、癌研の情報サイトを読むと、発熱性好中球減少症というのがあり、甘く見てははならず、好中球が減少している時に感染症を起こして発熱すると急速に重症化するおそれがあるとのことで、処方されていた抗生物質（クラビット）を服用開始する。
2021/2/12 金 総合12日目 通院・全2週目
放射線治療8回目
朝も引き続き抗生物質服用。熱は平熱に戻った。午前中、少し吐き気がして、吐き気止めのオランザピンを服用。午後、放射線治療、後診療。喉の奥を撮影したところ、喉の腫脹は縮んできていて、再来週に予定されていたCT撮影による検査を1週間早め、来週明けにし、線量や回数を調整できないかどうか考えるとのこと。やや腎臓の値が下がっているとのことで、意識的に水分を摂るようにする。
続いて歯科。一昨日位から、右下奥から2番目の歯茎に違和感を生じていて、こっちも抜きましょうなどということになると物を食べにくくなるなと危惧していたが、診断の結果、表面に留まる粘膜障害とのことで、薬を塗布して終わり。
夜、体の怠さを感じ、熱を計ると37.6℃。解熱剤を飲み、9時過ぎには寝た。
2021/2/13 土 総合13日目 通院・全2週目
放射線治療なし
朝起きての体温は36.9℃。倦怠感はさほどなし。日中も普通、ただし腹を下していて、止瀉薬と整腸剤を服用。昼には平熱に下がるが、大事をとって犬の散歩はパートナーに任せる。あれこれ食べ物を試すが、人工的に旨味料を加えたスープや出汁の味はとても感じにくい。
夜、じょにお母の作ったちらし寿司とコールスローを食べる。汁物は味が分からないので作れず、市販のコーンスープを飲んだのだが、コーンスープは甘味があるから大丈夫かと思いきや、単なるドロドロの液体にしか感じられなかった。
夜9時過ぎに体温を計ると37.1℃。やや倦怠感あり、大事をとって10時過ぎには床に就いたが、11時頃地震。長く揺れ、福島県では震度6強を記録した所もあったとか。
2021/2/14 日 総合14日目 通院・全2週目
放射線治療なし
朝、体温変わらず。しかし倦怠感はさほどなし。動けそうだったので、犬の散歩をし、昼食もじょにおと食べるためにこちらのパスタを作った。じょにおとの食事は楽しい。今のところ味覚の変化は出汁や旨味調味料のアミノ酸を感じにくいが、パスタなどのにんにくの香りや酸味は感じ取れるので、おいしく食べた。
治療が始まってからは原則禁酒とのことで、酒を飲んでいないが、今日は少しシャンパーニュのことなどが頭に浮かぶ。それを考える余裕がある程度の調子ということだが、飲まず。治療が終わって味覚が戻っていったら、その時に何か飲むために、少しいいキュヴェを買っておいて、楽しみに眺めておこうかとも思う。夜も微熱はあったが、倦怠感はほとんどなし。