フリー最終日の日中に続き、夜は夜市へ。
臨江街観光夜市
台湾といえば夜市。下調べでは士林観光夜市が有名と聞いていたが、観光化しすぎているという話もあり、別のもっとローカルな雰囲気を感じられる場所に行きたいと選んだ行き先が、臨江街観光夜市。場所的には昼間行った101の南西。
結論から言うと、ここは行って大正解。想像していた台湾らしさを感じることができたし、ローカルフードも食べられ、エキサイティングだった。
「観光」と名はついているものの、居合わせた人々はほとんどが地元の人。ひょっとしたら台湾語の『観光』は日本の『観光』の意味とはニュアンスが異なるのかもしれない。
この夜市の雰囲気を見るなり、俺もじょにおもテンションアップ。ざわめき、光、人、匂い。全てが「これを感じたかった」という台湾エキゾチズム。
2人共食の好き嫌いはないので、期待を膨らませつつ、長さ300メートルほどのここをまずは往復歩き、食べてみたい物をチェックしておいてから順番に、と計画。
通りを歩いていて一番感覚を刺激するのは、臭豆腐の匂い。串焼きを食べてみた。
食感はしっかり目。独特の匂いは、口に入れる時よりもむしろ食べ終えてから鼻に抜ける時の方が感じられる。苦手な人はこの匂いが漂っているだけで抵抗感があるかもしれないが、我々はOK。もちろんおいしく食した。
これを皮切りに、色々食べては歩き、食べては歩き。
これは、クレープのような薄い生地を焼き、そこに写真右上にあるピーナツを蜜で固めた物をカンナで削って粉を敷き詰め、里芋風味のアイスを並べ、パクチーを入れて巻いた物。
名前を何というのか分からなかったが(知りたい!→花生捲冰淇淋というのだと、アジア各国に知見の広いCAの友人が教えてくれた)、考えつかない素材の組合せ。特にスイーツにパクチーが絶妙。是非また食べたいね、とじょにおと話しながら、満腹になり、帰路についた。
ホテル最終夜
結局ホテルのラウンジやティーハウス等は使わなかった。ティーハウスの無料サービス券も持っていたのに、ちょっともったいなかったかもしれない。
部屋に戻り、例によって例のごとくシャンパーニュを飲むことにする。アイスペールは毎夕方届けられるので、特に準備の必要もなし。シャンパングラスを持ってきてもらって準備。
肝心のシャンパーニュだが、ホテル隣に提携のワイン屋があって、夕方そこで調達してきて、部屋の冷蔵庫に入れておいた。合理的。商品によっては宿泊客優待値段で買えるのだ。それに、ホテルのルームサービスより選べるシャンパーニュの種類が多い。
そのワイン屋は外国人相手の商売に慣れていて、スタッフは英語堪能。そして、シャンパングラスも買おうとしたら、部屋に持ってきてくれるようにワイン屋がホテルに電話を入れてくれて、買わずに済んだ。売上があがるのに、何と親切な。
で、旅先のホテルで飲むならそれもイベント。せっかく広いバスルームがあるのだから、と、お遊びを少し。
これをツイートしたら、グラスの数を見たフォロワーさん達から「2人で入るのですか?」との質問が。みなさん写真をよく見ていらっしゃる。(笑)しかし実際は一人で入ったのだった。(じょにおは『適当なところで上がってきて。向こうで飲もうね』とつれない返事)
実はそんなに酒に強くはないくせに味だけ好きなものだから、グラス1杯飲んだら風呂を出て、酔っ払っても大丈夫なように、リビングスペースで飲み直した。
説明が遅れたが、選んだシャンパーニュはLouis Roederer Carte Blanche Demi Sec(ルイ・ロデレール カルト・ブランシュ ドゥミ・セック)。単体で夜ゆっくり飲むにもよかろうと、甘口を選択した。久しぶりに飲む1本。ドゥミ・セック自体が久しぶりだ。適度にコクがあり、優しくて、優雅な気分にさせてくれる。今回の旅の面白かったところ、もう少し日数があれば体験したかったことなど、じょにおと語り、酔っ払って、一日を終えた。翌日はもう帰るばかり。