毎8月に1年毎の点検を行い、先週日帰りでディーラーに預けたDS4。その後、どうもエレクトリックパーキングブレーキのスイッチの調子が悪い。2度3度操作しないと作動しないなと思っていたら、出先でアラートが出たので、ディーラーに連絡を入れて急遽ピットインした。
シトロエン車の修理は最寄りのディーラーの場合、近所のプジョーディーラー併設の工場で。預けてシトロエンで待つ間、コーヒーと茶菓子を出してもらう。
結果1時間半弱待ったのだが、暇だったので、近くにあったフェイスリフト版DS4を見た。
個人的にはダブルシェブロン時代の方がデザイン的に収まりがよく、顔の押し出し感もいい気がするのだが…。なお、これはLEDビジョンパッケージと呼ばれるライトだが、フルLEDではなく、バイキセノンディレクショナルヘッドライトとLEDの組み合わせ。つまり、ヘッドライトにLEDポジショニングライトが組み込まれただけで、基本的なライト構成は変わっていない。
リアデザインはコンビライト含め変わらず。ただし、CITROËNの文字はなくなり、従来のDS4ロゴに代えてDSロゴと、別途DS 4の車名ロゴになった。
内装は基本的にあまり変化がない。しかし、セミATからトルコンATになってパドルシフトはなくなり、キーレスゴー化して、アイドリングストップがついた。
その他、クローム(に見える)部分が増えた。このグレードはうちと同じシックというグレードなのだが、ドアのインナーハンドルは黒のカーボン模様からDSモノグラムパターンをあしらったメタル調になり、サイドモールが追加された(従来はスポーツシックにはついていた)。
その他、ビニールカバーがついていたのでわざわざ写真を撮らなかったが、シート表皮はファブリックとレザーのコンビから、ダイナミカとレザー(一部はファブリック)になって質感が向上した。細かく見るとリアガラスの熱線パターンも変更になっている。
目に見えないところではエンジンも単に出力が変わっただけでなく、形式変更を受けるくらいに変わっているのだそうだ。それが体感できるかどうかは別として。
シトロエンだけでなく、グループのプジョーもそうだし、ルノーもそうだが、アクティブセーフティーやレーダー技術方面は装備がまだ遅れている。その辺は早急に組み込んだ方がセールスポイントになると思うのだが。DSはプレミアムカーとしてフレンチラクジュアリーを標榜するブランドで、そのためにシトロエンから名称を独立させたのだから。
さて、そんなこんなで1時間半弱が過ぎ、車を引き取ると、検査をしてセンサーをあてたら症状が消えてしまったのだとか。しかし再発の可能性はあるそうで、ちゃんと診るとなると数日預ける必要があるとのことで、今回はそのまま帰った。が、また出すことになるのだろう。エレクトリックパーキングブレーキは結構使うので。エンジンを切ってキーを抜くと自動でかかるのは壊れていないので、駐車時に不安はないのは幸いだが。うーん、この辺はやはりまだ一般に言われるフランス車の品質レベルか。
でも救いはディーラーの対応が丁寧なこと。よくしてもらっているので、さほどトラブルでどうしようもないということはない。