2年物の梅酒


梅シロップを仕込んだら黴が生えて今年は大失敗。シーズンも末の頃の梅を使って水分が多かったのと、毎日上下を返すのを怠ったせい。悲しい。そういえば2年前に浸けた梅酒はどうなっただろうかと、引っ張りだしてきた。

浸けてから2年経過した梅酒。
浸けてから2年経過した梅酒。

もう氷砂糖はとっくに溶けて、梅は沈み、シワが寄っている。

これは2年前、浸けた直後。
これは2年前、浸けた直後。

普通、梅酒はホワイトリカーで浸けるものだが、これはコニャック(レミーマルタンとナポレオン)で浸けたもの。うちは蒸留酒はあまり飲まないので、じょにお実家からもらったものが余っていて、どうせいつまでも飲まないのならと、それを使ってみたのだ。

さて、飲んで見ようと恐る恐る瓶を開ける。梅シロップの失敗後なのでおっかなびっくりだったが、見た目も匂いも問題なさそう。ということで、オンザロックで。

グラスに注いだところ。
グラスに注いだところ。

琥珀色の液体がトロリとしていておいしそうだ。飲むと、梅の香りと味がコニャックの深みとまろやかさを伴っていて、実に美味い。「これはいいね」と飲むのだが、元はアルコール度数40度の酒、ちびりちびり舐めて楽しむべきものが口当たりよくなっているので要注意である。じょにおは案の定、夜中に「あー酒が残ってる」とダルそうにしていた。そんな酒なので、ひと夏は楽にもちそうだ。