まず、ソルダムって知ってますか? 身の回りで案外知らない人がいたのですが、プラムの一種です。皮が緑っぽくて、熟すと赤みを帯びるやつ。中身は真っ赤です。見た目で敬遠してた人もいるかもしれませんが、是非食べてみてください。瑞々しくて甘くて、熟すと酸味は少なく、おいしい果物です。

今回、熊本で地震にも水害にもめげず頑張っている農家さんから、これを分けていただきました。これは贈答用の大玉のもの。まずはもちろん生食。溢れ出る果汁が幸せな気分にさせてくれます。
何回か生食で楽しんだ後、パートナー実家にも分けて、贅沢ながら悪くならないうちに残りをジャムにすることにしました。
材料
- ソルダム
- 砂糖 重量の35%ほど
これだけ。通常の果物だと煮詰めていくうちに酸味が足りなくてモッタリした感じの味になり、レモン果汁と皮のすりおろしを入れたりするんですが、今回は必要ありませんでした。
準備
ソルダムの皮を剥きます。プラムの一種なので、中央には種があります。種と果肉をきれいに引き離すのは難しいですが、この場合には種も果肉付きで煮て、種周りにあるペクチンを利用してジャムにとろみをつけ、あとで裏ごししちゃいますので、果肉と種をそのまま適当な大きさに切ればOK。

ジューシーなので、結構果汁が滴り落ちてきます。そのまま煮詰める材料にしてもいいですが、せっかくなのでこちらはジュースとして楽しみました。フリーランジュースなんて贅沢ですね。

調理
さて、実を砂糖と合わせます。果肉が柔らかいので、あまり長く置かなくてOK。小一時間もすればすっかり馴染みます。

今回は一度に煮つめるには果肉の量が多かったので2つの鍋に分けました。上の写真はその1つです。
あとはこれを煮詰めるだけ。煮立つと結構アクが出ますので、丹念に取り除きます。水分量にもよりますが、焦がさないよう時々底からかき混ぜて小一時間で完成。

パンによし、ヨーグルトソースとしてもよし。夏にお勧めの爽やかな風味のジャムの出来上がりです。


とここまで書いて何ですが、実は以前にソルダムのコンフィチュールとして作り方を紹介しています。忘れていました。(笑)ま、前回はレモン果汁を使用したので、これは別物ってことで。