じょにおいとこの結婚式に出る


数日前、じょにおのいとこの結婚式があって、じょにおと共に出席してきた。じょにお関係の結婚式に出るのは、去年の10月にじょにおの弟の結婚式に出て以来2度目。

いとこの結婚式に出るというのは少し遠い感じがするかもしれないが、そのいとこの母(つまりじょにおの叔母)は、じょに母とよく行動を共にしていて、日頃から付き合いのある人。じょにおがじょに母にカムアウトした時にも、じょにおの叔母、じょに母、じょにおの3人で食事をしに行った時だったし、食事をし終えてその足でうちにも来ている。俺とよく話もする間柄なので、その息子の結婚式にも呼ばれたという次第。

さて、その新郎には以前にも顔を合わせているので、知った仲ではあるのだが、親族紹介では俺は「便宜上」いとこ、ということで紹介された。いとこのパートナー、というと少し遠い話になるし、新郎親族間では全て俺とじょにおの関係は公になっているので、いいことにする。無論新婦も。その辺りは、早く日本にも同性婚が導入されれば、いとこの夫、というスムーズな紹介で済むのだが。

さて、晴れて結婚式だが、新婦の父はその結婚式場の創設者。しかしながら大変残念なことに、愛娘の結婚式に参列すること能わず、去年に惜逝されている。そういった関係もあって、式場側の配慮や心のこもりようもひとしおで、良い式となった。新婦や新婦母も、感慨深げな様子がとても印象的だった。

式場で、新郎新婦と新婦の父。
式場で、新郎新婦と新婦の父。
結婚する2人。
結婚する2人。

式で印象的だったのは、いつもおちゃらけている新郎の明るさと、その新郎の結婚を感慨深く見守る新郎弟。じょにおと俺は披露宴で新郎弟と同じテーブルだったのだが、新郎弟のまあよく泣くこと。ほとんど慶事とは思えない位にボロ泣きだった。(笑)新郎弟の新郎への愛慕の情は日頃から大きい人なのだが、そんな兄弟も珍しい。

じょにおと俺の着いたテーブルは親族席で、他には去年結婚したじょにお弟夫婦と、先々月その2人の間に生まれた赤ちゃん、そしてじょにお兄夫婦に、泣き通しの新郎弟。気の置けない間柄のテーブルで、披露宴の間中和んだ。

新郎新婦の入場を迎える。
新郎新婦の入場を迎える。
じょにおと俺に赤ちゃんが?!(じょにお弟の子)
じょにおと俺に赤ちゃんが?!(じょにお弟の子)

そして式中でじょにお祖父の米寿の祝いもサプライズで行った。俺は「いとこ」ということでそれにも加わる。ちょっと戸惑ったのだが、新郎弟曰く「みんな一緒一緒、親戚なんだから」と。ありがたい。他にも、式に出席していたじょにお叔父の妻から「今度お正月にはうちに遊びに来て!」と言われるなど。

式がお開きになってからは、じょにお一家+新郎父母、新郎弟と池袋のとあるワインバーで二次会。そこでも和やかに。じょにお一族のオープンで温かい人柄には、触れる度に感激する。婿入りした人だとこんな気持だろうか、と思いながら。

最近では日本でも同性婚の語がニュースに頻繁に登場するようになった。そのうち、じょにおと俺も結婚する日が来るだろうか? そうしたらご祝儀も取り返せるし!(笑)ともかくも、今回の新郎新婦にはあらためての祝辞を送りたい。本当におめでとう!