花火見物2015 いたばし花火大会


一昨日、いたばし花火大会があって、行ってきた。ちょこちょこと依頼を受けて、友人経営の商業店舗のウェブサイトリニューアルやら新規作成やらを時々やっているのだが、サイト作成料は既にもらっている他に、その依頼者である友人が、サイトの出来がよく集客も増えて喜んでもらっており、その御礼にと、有料観覧席のチケットをくれるというのでありがたくちょうだいし、見に行った。

花火大会は何度か見に行ったことがあるが、席を確保せずに漫然と出かけていって、大変な混雑の中、立ち止まることも許されず、歩き回って大変な割にはまともに見れなかった体験しかなく、きちんと最初から最後まで間近で落ち着いて見るのは初めて。今回は大変楽しみにして出かけた。

チケットは4枚。友人カップルと、一人身の友人とを誘って4人で行ってきた。じょにおと出かけたかったところだが、あいにく仕事で外せず。昨年は約52万人が訪れた大会らしく、巣鴨から地下鉄の三田線に乗って行くと大変な混雑。高島平駅から席までは歩いて20数分と、結構な距離を浴衣に下駄で歩いてゆく。

会場の河川敷へ。
会場の河川敷へ。

今どきの花火大会は座席もまるでコンサート会場のように細かく指定されていて、連番の4つの席へと歩くと、会場整理の人や警察官がいて、チケット保持者以外はそこへ近寄ることができない。へえ、と妙に感心しつつ、河川敷の階段席の一番上に腰掛けて、花火を待つ。

さすがに見晴らしがいい。
さすがに見晴らしがいい。

7時を回って花火が始まる。挨拶などが会場内スピーカーから流れるのはローカル色を残した感じだが、上がる花火はどれも豪華で景気が良く、大玉がいくつも打ち上がる。

オープニング。
オープニング。
名物のナイアガラ。700mに及ぶとか。
名物のナイアガラ。700mに及ぶとか。

(下記動画はHD対応)

夜空の絢爛たる競演を全部はとても紹介しきれないが、総計12,000発の花火を堪能した。音もズシンと来るし、視界いっぱいに降るような花火を見上げて、夏を満喫。一緒に行った友人達もそれぞれ楽しんでくれたようで何より。しかし、人の目を楽しませるためだけに数多の人が苦労し、手間とお金をかけてこれだけのことをするのはすごいな、これも平和だからこそだな、と今更ながらに認識した。

花火は間近ではとても明るく、こうして写真が撮れるほど。友人が写してくれた
花火は間近ではとても明るく、こうして写真が撮れるほど。友人が写してくれた
蛇足の浴衣姿。滅多に着ることがないもので、帰宅してじょにおに写してもらった。着て6時間以上経っているが、意外に着崩れず。
蛇足の浴衣姿。滅多に着ることがないもので、帰宅してじょにおに写してもらった。着て6時間以上経っているが、意外に着崩れず。
蛇足その2。プットニョスを抱いて。
蛇足その2。プットニョスを抱いて。

しかし、打ち上がる花火を見るとどこか寂しい気持ちがするのは何故だろう。花火の、一瞬に燃えて闇に散る刹那のせいか、それとも、その時間を楽しめば楽しむほど、過ぎゆく時間をひしと感じるせいか。そしてやはり、隣にじょにおがいてほしいなと思いつつ、花火を見たのだった。