犬にかかりきり ノアノア散歩デビュー


ノアノアが我が家に来てからというもの、俺は労力の大部分をノアノアに取られている。ノアノアはとにかく落ち着かず、絶えず動き回っていて、子犬にしては寝る時間がとても少ない。もっと落ち着いてくれないものかと、毎度おなじみカリスマトレーナーのWANLOVEさんの助言に従い、朝晩少しの触れ合いと散歩以外には構わないようにしている。

その甲斐あってか、最近では要求吠えがようやく少なくなってきた。そして、午前中にはひと息つくと寝る姿が見られることも多くなってきた。子犬の成長は睡眠あってこそ。いい傾向だ。

寝るノアノア。トイレの上だけれども…。
寝るノアノア。トイレの上だけれども…。

そして家で過ごしてきたノアノアだが、3回目のワクチンも完了して抗体もでき、5月9日にいよいよ散歩デビューの時がきた。家で飛び跳ねるように動きまわり、プットニョスに飛びかかろうとしては諌められている活発さだから好奇心に任せて歩きまわるかと思いきや。

これが歩かないのである。緊張しきりの様子で、おろした地点で固まってしまう。多少匂いは嗅ぐが、リードでちょいちょいと引っ張ってみても動く気配なし。

固まるノアノア。右下はプットニョスの尻。
固まるノアノア。右下はプットニョスの尻。

そんなこともあろうかとトートバッグに入れて提げて歩いていたが、時たま下ろすも歩かず。バッグに提げて歩くには結構な重量で、しかも顔を出して腕に寄り掛かるものだから、肩は痛いし、腕はパンパンになるしで、散歩というか外への連れ出しは重労働。

そんな日が続いたところ、もう抗体もできたのでWANLOVEさんの所に社会科のための預けに出すのが良かろうと、出してみた。と、これが散歩で歩くというのである。

おお、ノアノアが散歩で歩いている。
おお、ノアノアが散歩で歩いている。
左からお友達のフレブルはなちゃん、プットニョス、ノアノア、はなちゃんの娘のゆずちゃん。
左からお友達のフレブルはなちゃん、プットニョス、ノアノア、はなちゃんの娘のゆずちゃん。

預けでは犬同士のルールを学んだのだろう、うちに帰ってくると見違えるほどいい子で、落ち着きが増し、要求吠えは少なくなり、いいことだらけだ。

WANLOVEさんの所のボス犬、ネロちゃんと。ありがたくもノアノアの面倒を見ていただいた。
WANLOVEさんの所のボス犬、ネロちゃんと。ありがたくもノアノアの面倒を見ていただいた。

そろそろうちでの散歩でも歩いてほしいものだと思っていた昨日。散歩デビューから丸一週間。たまたまプットニョスの脚の調子が今ひとつなようだったので、プットニョスを置いてノアノアを単独で連れ出してみた。すると、やっと歩いてくれた。

裏道で車の通らない所を選んで下ろすと、途中何回か立ち止まるものの、スタスタ歩いてくれるではないか。ほっとした。

道を確かめつつ歩くノアノア。
道を確かめつつ歩くノアノア。

また一段階クリアしたような気持ちになった。幸い、病気もせず、体重は順調に増えて大きくなってきているので、落ち着きと散歩がうまく行ってくれると、いっそうかわいく思えるだろう。ノアノア、頑張ってくれ。