さて、今回は洋食のメインディッシュになる一品。
でも肩肘張らない、カジュアルな料理です。
材料
2人分だとだいだいこれくらい↓
- 生たら 1パック
- にんにく 2かけ
- アンチョビフィレ 2~3切れ
- ジャガイモ 大きめの1個
- ゴーダチーズ ジャガイモの3~4分の1位の量
- オリーブオイル 1カップ
- 他に塩こしょう
ゴーダチーズはなければミックスチーズとかでもかまいません。
ところで、
「え、ハーブとか使わないの? たらって生臭くない?」
って思われるかもしれません。
だいじょーーぶ。
火を通す魚料理に(大体ですが)あてはめられる
「ある」下処理をすれば、おいしく仕上がります。
あ、とっても簡単ですからご心配なく。
そこが今回のポイントのその1。
調理
ではその下処理を含め開始です!
さっそくたらをば。
たらの切り身を食べよい大きさに切ります。
そしたら全体に塩をふって、
ペーパータオルにくるみ、7、8分放置。これだけです。
たらの身の臭みを含んだ水分が浸透圧で出てきますから、
それをペーパータオルで吸わせれば、身は臭くなりません。
「魚って料理するとなーんか生臭みが残っちゃって」って人、
焼き魚の時などにもこれで解消できますよ。
ポイント:加熱調理の魚は軽く塩をふって出てきた液をペーパータオルで吸わせて取る
ま、知ってる人は「何を今さら」の常識ですけどね…。
下処理が終わったらさらに塩こしょうで下味をつけておきます。
塩分は使う量を加減してくださいね。
にんにくはスライス。
アンチョビフィレはそのままでOK。
ジャガイモは皮を剥いて
マッチ棒2、3本分くらいの細さに切ります。
ゴーダチーズは加熱した時溶けやすいように
適当な大きさにしておきます。
ではたらを油で煮ます。
「油煮って、揚がっちゃわないの?」と心配な人、
ここにも簡単な秘訣があるからだいじょーーぶ。(再)
油をたくさん使うともったいないですから、
小さめの鍋に油を入れます。
そして、たらの切り身、にんにく、アンチョビ、
そしてあらためて塩ひとつまみを入れて、
それから火にかけます。
そう、ここが今回もう1つのポイント。
冷たい状態から料理すれば熱くなりすぎません。
急激な温度変化を避けられますし、
煮る状態(ふつふつ小さい泡がわずかに出る程度)
を確認しやすいですよね?
ポイント:油煮の時は材料を入れてから火にかける
そしたら中火にかけて、もう言っちゃいましたけど、
ふつふつ小さい泡がわずかに出る程度にまで加熱したら
弱火にしてその状態を保ち5、6分。
温度計るとかめんどくいじゃないですか。(笑)
なのでその目安でOK。
煮ている間にジャガイモのチーズソテーを作ります。
ジャガイモは切ったら軽く水にさらしてください。
でんぷん質が適度に落ちて、
加熱した時ゴッテゴテのカタマリにならずに済みます。
フライパンに油を入れて、適当な温度になったら
普通の炒めものの要領で火を通し、
あらかた火が通ったらゴーダチーズを投入。
ゴーダチーズはけっこう塩気がありますので、
私の場合は塩はここには入れません。
こしょうで調味したら出来上がり。
さて、たらは火を消したらちょっと置いて落ち着かせましょう。
すぐ食べてもおいしいですけど。
あと、オイル煮のいいところは多少置いておいても大丈夫なところ。
なので、たとえばご家族の帰宅時間に厳密に合わせて
きっちりタイミングはからなくてもいいんです。
一緒に皿に盛りつけて、さあ食べましょう。
たらとジャガイモ、そしてチーズは黄金の組み合わせ。
きっと満足感あるはずです。