家でのプットニョス


プットニョスがある日突然いい子になって落ち着いてから、3ヶ月弱。それからというもの、ほとんど問題はない。気に入らないことがあった時におしっこをわざとギリギリトイレから外してしたことが数度、そして朝かまってやらないでそのままにしておいたら、読みかけの文庫本をバラバラにちぎられたことが一度あったが、その程度。他に余計なものをかじるわけでもなく、家の中を走り回る訳でもなく。

本をビリビリに。画像を良く観ると、右端にそれを見るプットニョスが…。
本をビリビリに。画像を良く観ると、右端にそれを見るプットニョスが…。

ケージを部屋に置いていた時代は、夜はもちろんケージで寝かせていたが、今は車での移動にも使うクレートで寝かせている。訓練時に「クレートに慣らしておくと楽ですよ」と言われて、クレートに入れると褒めたりしていたところ、本犬クレートが好きになり、自主的に入る。数時間留守にする時にはクレートに入れて扉を閉めて出かけていたが、今では特に扉を閉めておかなくても、1頭でいる時にはクレートで寝ているようだ。帰ってくると、クレートから眠そうにして出てくる。部屋の物は何一ついじられていない。本当にいい子になったものだ。

こうしてクレートに自分で収まっていることもたびたび。落ち着くようだ。
こうしてクレートに自分で収まっていることもたびたび。落ち着くようだ。

クレートは留守番の時だけリビングに出していて、いつもは他所にしまってある。その代わり、リビングには犬用ベッドを置いてあるのだが、そこにいるのは俺が夕飯の支度をしている時位。夕飯の支度の時は火を使う傍にいると危ないので、最初は仕切りをして近づけないようにしていたのだが、最近は夕飯の支度の時はかまってもらえないのだと学習し、仕切りをしなくても自分のベッドにいるようになった。

俺がリビングにいる時、プットニョスは大抵横に寄り添ってくる。

読書時に寄り添う。
読書時に寄り添う。
お股枕で一眠り。
お股枕で一眠り。

俺に寄り添っていると大体数分で眠る事が多いので、しばらくして寝入ったプットニョスをそのままにして、お茶を入れる等他のことをしたり、書斎に行ってこもって何かしたりする。すると、それに気づいたプットニョスが書斎に近づいてくる足音がして、入れてやると大抵机の下に来て、足元で寝る。足を少し外すと、起きてポジションを変え、またくっつく。

書斎の机の下で。
書斎の机の下で。

こんなにくっつき好きで分離不安にならないかと心配になるが、1頭でボサッとしている時はボサッとしているし、留守番もできるし、散歩中のコマンドも聞くことができるので、大丈夫なようだ。もちろん、俺だけでなくじょにおにひっついているのも好きだし、じょにおの言うことも聞く。

くっつかずにボサッと過ごすこともできる。
くっつかずにボサッと過ごすこともできる。
スマホでニュースをチェックするじょにおの足元で。
スマホでニュースをチェックするじょにおの足元で。

「プッちゃんは甘えん坊だねえ」などとじょにおと話すのだが、そんな性質もあるにせよ、ひょっとしたら俺やじょにおのことを思って寄り添ってくれているのかなと思うこともある。
それは、おもちゃを与えた時にふと思ったのだが、完全に1頭でいると、おもちゃに興味は示さず、放りっぱなし。それが、我々が見ていると盛んにそれで遊んでみせ「ねえ、遊ぼうよ、これ楽しいよ?」と言っているように見えることがあるのだ。
先の、プットニョスが寝ているからとリビングにそのままにして俺が書斎に移るとリビングからやってくる足音なんかは、チャッチャカチャッチャカとえらく急いでいて、「大変大変、寝てた寝てた、JOEのとこに侍らなくちゃ」といそいそやってくる音に聞こえたりする。本犬は本犬なりに気を使っているのかもしれない。

しかしまあ、俺もそんな風に考えるとは、立派な飼い主バカになったものだ。

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