東京レインボープライド参加レポート


LGBT(Lesbian, Gay, Bisexual and Transgender)の可視化を図るプライドウォーク(日本ではパレードと言われることの方が多く親しみがある)として、東京レインボープライドが今日開催されて、参加してきた。東京では前にパレードがあったが、今日のパレードを実施したのは別団体。まあそのへんはあまりここでは触れるまい。

会場は代々木公園イベント広場。午後1時15分に出発し、そこを出て、公園通りを渋谷に下り、明治通りに出て北上、原宿へ坂を登って帰る、というコース。会場とコースは例年通りだが、開始時間が違った。

会場に10時半前に着いたら、なんとものどか。
会場に10時半前に着いたら、なんとものどか。

事前告知期間がそんなになかったためか、今日これがあるということを知らなかった人も結構いて、人が集まるかどうかちょっと心配な感じ。歩くフロートを選んで受付を済ませるのだが、受付開始時刻の10時半にはそんなに並んでいる人も多くはなく。まあそのあとは、三々五々人が来て、賑わってはきてちょっと安心。

今回は、じょにおは何ヶ月も前から決まっていた用事があり、予定が動かせなかったので不参加。その代わり、一瞬会場に寄ったので、その時には募金をさせておいた。(笑)

友人のあべおは、ボランティアでステージでの手話劇に参加していた。

一生懸命なあべお(ビデオからキャプチャー)。
一生懸命なあべお(ビデオからキャプチャー)。

会場は幸い晴れてパレード日和。晴れるのはいいが、もうこの時期になると暑いので、あべおの活躍を少し見たあとはベーカリーカフェに行って軽くランチにして、パレード出発の整列まで待った。整列の時にはちょっと運営の要領が悪かった感じ。フロートの受付で、フロード別に色分けしたリボンを参加者に配るのだが、そのリボンと受付で掲げているボードの色が違う。そして、そのボードを持つ担当者が、「ここは○○のフロートです」と案内すればいいのに、ボサッと立っているだけで、ちょっとアレな感じ。まあ、しょうがない、初回とはそんなもんなのかもしれない。

待つこと数10分、いよいよ開始。ここからは写真を中心に。

自分が参加したのは、アウディのフロート。アウディからはA5カブリオレが出ていた。
自分が参加したのは、アウディのフロート。アウディからはA5カブリオレが出ていた。
ボンネットにはアウディクワトロのマスコットのゲッコーがレインボーであしらわれていた。なかなかいいセンス。
ボンネットにはアウディクワトロのマスコットのゲッコーがレインボーであしらわれていた。なかなかいいセンス。
公園通りを下る。
公園通りを下る。
色んな格好をした人がいるけれども、雰囲気はどこかまったり。
色んな格好をした人がいるけれども、雰囲気はどこかまったり。
明治通り。歩道橋の上で見物し、声援を送る人がいるのはお約束。
明治通り。歩道橋の上で見物し、声援を送る人がいるのはお約束。
隊列は続くよ。
隊列は続くよ。
アウディはどこ?と思ったら隊列の後ろだった。
アウディはどこ?と思ったら隊列の後ろだった。
アウディのお尻とドラァグクイーンの背中。どちらもきれい。(笑)
アウディのお尻とドラァグクイーンの背中。どちらもきれい。(笑)
忘れちゃいけない、A5カブリオレの上に乗ってたねえさん方はこんな感じの方々。
忘れちゃいけない、A5カブリオレの上に乗ってたねえさん方はこんな感じの方々。
明治神宮前から原宿へ坂を登る。連休で町に繰り出した人とパレードで、車道も歩道も人がいっぱい。
明治神宮前から原宿へ坂を登る。連休で町に繰り出した人とパレードで、車道も歩道も人がいっぱい。
原宿駅前。けっこう疲れてる人も多いけど、歩道橋からの声援も多くて一番盛り上がるポイント。
原宿駅前。けっこう疲れてる人も多いけど、歩道橋からの声援も多くて一番盛り上がるポイント。
プレスのねえさんもノッてます。
プレスのねえさんもノッてます。
もうちょっとでイベント広場に戻るところ。
もうちょっとでイベント広場に戻るところ。
ゴール。お疲れ様でした。ドラァグクイーンの人達は大変。
ゴール。お疲れ様でした。ドラァグクイーンの人達は大変。
でも最後まで素敵な笑顔でエレガントなのです。
でも最後まで素敵な笑顔でエレガントなのです。
その後も続々と。
その後も続々と。

参加者は映像作家の島田暁さんのツイッターによると、約2,500人だったとのこと。この後、いろいろ催しがあったのだけれど、ちょっと疲れたので、歩き終えて会場を一巡りした後は帰路についた。あ、これだけ写真があるのに自分の写真が1枚もない!

今回はいろいろ参加したパレードの中で、いちばんまったりした感じの歩き方だったけれども、やはり歩かないことには始まらない。俺は生きるのにこそこそ隠れたりしない。こういうのも、自分が自分であるために、大事なこと。そういう場所を提供してくれたという意味で、運営の人達には感謝。そして参加した人ひとりひとりの人生が前向きにまた一歩進むだけでなく、これを見た人達(一般のストレートの人も、参加しなくて見ていたLGBTも)が、自己実現と生きること、自分らしさを保つのに社会で常に努力が必要な人達のことについて、少しでも理解が進めばいいと思う。

いやー、パレードって本当にいいですね。と、何故かちょっと古い言い回しで〆てみる。