年末年始 食の備忘録など


年末、休みに入っての初日には大掃除をした。普段きれいにしているつもりでも、気づけばあちこちきれいにすべき所があって、気づけばじょにおと2人で3時間、結構な重労働となった。そして正月用に何か飾り付けをするかと思ったが、簡単に3つだけ。

大王松。
大王松。

去年は葉っぱのみ使ったが、枝からの広がりが面白かったので、今年はざっくりそのまま使って。そして、ここから少し葉を取り分けて、リビングにも。

一輪挿しに三つ編みの松の枝を。
一輪挿しに三つ編みの松の枝を。

ちょっとユーモラスでいいでしょう? ちなみに編んだだけでは上がまとまらないので、葉で結わえて。

そして玄関には千両と一緒に。↓

大王松の葉と千両。
大王松の葉と千両。

他に普段置いてあるものもあるので、配置を考えて右へ広がるように活けた。

さて、こうして準備は整って、大晦日の夜は、まずはオードブルの取り合わせとシャンパーニュにて2人お疲れ様会。

オードブル、フォアグラのテリーヌ、トリュフブリーとクラッハー。
オードブル、フォアグラのテリーヌ、トリュフブリーとクラッハー。

2011年の締めくくりはHenri Giraud Code Noir(アンリ・ジロー コード・ノワール)。名前のとおり、ブラン・ド・ノワールのシャンパーニュ。

モダンなデザインのボトル。
モダンなデザインのボトル。

Code Noirというと、世界史が少し分かる人には、「え?」というネーミングだろう。なぜならフランス王朝時代に、奴隷の取り決めについて書かれた法典の名前だから。しかしこれはそんなおどろおどろしい意味ではなく、ピノ・ノワールの遺伝子が解読されたことをモチーフにして、徹底的にピノ・ノワールに迫る意味で、そうネーミングされたのだとか。

ケースもモダンな黒のウレタン製。
ケースもモダンな黒のウレタン製。
裏にはピノ・ノワールの遺伝子コードが。
裏にはピノ・ノワールの遺伝子コードが。

開栓してグラスに注ぐと、泡立ちの元気良さにびっくり。泡の層ができるようなシャンパーニュは、他ではあまり目にしない。

こんなに泡立つ。
こんなに泡立つ。

これが落ち着いてからも、なお湧き出る泡は、まるで泉でも見ているかのよう。そして、味わいはダイナミックでセクシー。蜂蜜のような中に洋なしや桃のような香り。わずかに赤みをさした黄金の色味のように、奥深い。

いつまでも続く泡と豊かな香り。
いつまでも続く泡と豊かな香り。

味わいがダイナミックなので、たいていのオードブルはもちろん、ちょっとした肉料理にさえ合わせることができそう。後半にはバニラのようなニュアンスも。しかし、一番絶品だったのは、クラッハーというチーズとの組み合わせ。クラッハーは、青カビチーズなのだが、熟成中にクラッハー(というブランド)の貴腐ワインを染みこませたとかで、もう、食べると陶然。本当に脳がぽうっとなってしまうような味。これにアクセントとしてポワブルロゼを載せたカナッペを作ってCode Noirと合わせると、もうそれはそれは桃源郷を見た思い。一年も終わりになってすごい体験だね、と、じょにおと味わいつくした。

Code Noirの前に置いてあるのがクラッハーのカナッペがあるチーズの皿。
Code Noirの前に置いてあるのがクラッハーのカナッペがあるチーズの皿。

その後は、年越しそばを食べて。

そば自体は買ってきたけど、つゆは一応家でちゃんと作った。
そば自体は買ってきたけど、つゆは一応家でちゃんと作った。

映画を観ながら今度はChamboll Musignyを飲みながらまったり映画。

グラスも年末に新調。
グラスも年末に新調。

年始の記録もまとめて書こうかと思ったけど、ここまでで結構長くなってお腹いっぱいなので、年始の記録はまた次に。