数年ぶりのほろ苦さ


新居に引っ越してきてから活躍しているものに、火にかけるタイプのエスプレッソメーカーがある。アルミ製で、上下に分かれて真ん中に挽いたコーヒー豆を仕 込み、火にかけて蒸気でエスプレッソを上部に抽出するタイプのもので、もう10年ほど前に購入したものだ。前の中野の家はIHで、オールメタル対応ではなかったので、アルミ製のエスプレッソメーカーが使えず、ずっとしまい込まれていたものなのだが、今のマンションはガスコンロなので、再びキッチンの現役 ツールとなった。余談だが、やはりキッチンはガスに限る。鍋振りができるし、「火加減」がちゃんとできるし、料理には火を通すというのが、ひとつエネル ギーを吹き込むこととして、重要なことに思われるからだ。

さて、話は戻って、エスプレッソメーカー。じょにおはじょにおでデロンギのエスプレッソマシンを持っていたのに、「使うのが面倒だから」と言って捨ててしまった(!)のだが、俺が引っ越してきてからは俺のエスプレッソメーカーが活躍している。挽いたコーヒー豆を、メーカーにスプーンでキュッキュッと軽く押し込むようにして詰めるのが、儀式のようで楽しい。(コーヒーを蒸気が通り抜ける時にそこがフィルターのようになって成分が抽出されるので、ドリップ 式のレギュラーコーヒーのようにそのまま置いただけではおいしくなく、かといってキチキチに詰めすぎてもおいしくないので、加減が大事)

夏には勝手に名付けたところの「ボールドリッチ・アイスラテ」を作る。1回で2~3人分ほどのエスプレッソができるので、これをアイスを詰めたグ ラスに入れ、生クリームを入れて味わうのだ。普通のラテは1人分のエスプレッソを牛乳で割るのだが、エスプレッソがその2~3倍。それだけで氷入りのグラスには並々の量になるので、それ以上ダブダブにならないように、牛乳でなく、生クリーム。これが旨いのだ。

何となく天候不順で、バッグに水着とタオルを詰め込んで浮き浮きプールへ、という感じでもないので、この夏はインドア向きの楽しみを見つけて、夏休みを謳歌するつもりである。

といっても、今週の14日(金)にはSafari – The Hunting – 2nd Tourが大阪堂山のクラブExplosionであって、また出演するので、外出の楽しみもあるわけなのだが。

Safari - The Hunting - 2nd Tour
Safari – The Hunting – 2nd Tour

というわけで、皆さんよい夏休みを。まだ夏休みではない人や、夏休みのない人もいるかもしれないけれども…。