矜持と新居と週末の出来事


矜持の問題

少し前、「矜持の問題」として定額給付金を受け取らないと麻生太郎は言ったが、実施後は翻した。行動を翻したのと同時に矜持が翻ったのかどうか、そのケースでは定かではないが、例え自分のやっていることを変えたとしても、矜持というものは自分で持ち続けるべきものだろう。矜持とは自負やプライドを指すが、単に自負やプライドなら、「自負」または「プライド」と言ってしまえばいいわけで、「矜持」の言葉を用いるときには、もっと内省的に、密かに、しか し冒されざるものとしてコアで保つものという印象がある。

他人と接する機会では、それが自分で意図的に選んだプライベートな間柄の人との私事であっても、不可避的に接触の必要ある偶然居合わせた人との会 話や仕事の場面でのことであっても、自分の矜持を軸として持っておくと、例え無礼な振る舞いを仕掛けられても、それ自体は不快だとは感じてしまうかもしれないが、自分の沽券に関わる部分まで侵食されることがない。人との距離を測り間違えた示威行動に出るような人がたまにいて、そういう人は下品な振る舞いで もって時に突っかかってきたりするものだが、そういう無礼をはたらく輩に対しては、何が誤りであり非道なのかを端的・明確に指し示してやった後には、突っ かかってこようとする言葉は歯牙にかけないのがよい。品位を欠く行動は品位ある人間には何ら効果がないということを、そうして教えてやればよいのだ。

新居

新居に引っ越して丸1週間が経過。所感など:
新居は快適。物も揃っているので、もうさほど買い足すこともなく。パートナー弟は出した物を割と放置プレイする系だが、それでも気を使ってくれている模様。そして留守勝ち。
ジムは遠い。平日に会社からの帰りに直接寄る方法・一旦帰宅してから出かける方法の両方を試したが、後者だと、ワークアウトを終えて帰宅し落ち着いてからベッドに入ると1時半を過ぎるので、休みの日の前でもないと現実的でない。なので、これからは前者の方法を基本採択。
食品が安い。物によるが、トータルで見ると概ね中野の3割は安い。
人は中野人と比べておっとりしている。中野では買い物に行くとその辺のおばちゃんさえどこか殺気立ったところがあったが、人のペースがゆったりしているので、ストレスが生じにくい。
TSUTAYAがない。GEOで代用か。しかし最近は面白い映画もあまりないので、不便も感じない。
スターバックスがない。代用で使うタリーズもない。しかしサンマルクカフェはある。が、武蔵野茶房という喫茶の方が気が利いている。
ゲイを見かけない。ティップネス新居には(イケてる・イケていないは別にして)多少生息している模様。しかし中野のように、レザーのライダースジャケットを揃いで着て何故かテニスラケットを持っているスキンヘッドのカップルが歩いていたり、ちょっとコンビニに出かけただけでマッチョ兄貴が誘ってきたり、公園という公園はすべからくハッテン場であったりというようなことはなく、平和そのものである。平和の森公園がある中野は平和でなく、平和の森公園のない新居は平和とはこれ如何に。
野菜を多く食べるようになった。2人(+パートナー弟)だとご飯を作りよいので、材料を残すことなく使えたり、使い切らなかった材料もそこそこのペースで使用できるせいか。
そこそこの時間で寝るようになった。因みに新居の夜は基本的に早い。24時間営業のマクドナルドなどもあるようだが、マクドナルドにはまったく用がないので、あまりメリットを感じない。

この週末の出来事

一昨日は元ご近所さんのラスコォその他の人達と隅田川花火大会を見物に。当然ながらすごい人出。第1会場寄りの言問橋のたもと近くで見る。例年テレビ中継されているが、やはり生はスケール感や空気感が違っていい。終わって橋から眺めた屋形船も綺麗だった。

屋形船
屋形船

ただし、帰りは人ごみで大変だった。ところで、ラスコォの友人というのが、何と死んだ元相方Tの初恋の人。ラスコォはTと同郷で、知り合った時のラスコォの年齢がTと同じ。何とも不思議な縁だ。

翌日にはラスコォが沖縄旅行のお土産を持って、新居に来てくれた。

涼しげな琉球ガラスのタンブラーを3ついただいた。冷たいお茶がおいしく飲める。

琉球ガラスのタンブラー。
琉球ガラスのタンブラー。

ありがとう、ラスコォ。