音楽レビュー Lalah Hathaway


Where It All Begins (2011)


(★★☆☆☆ 星2つ)

どこに向かっているのかよく分からない散漫な感じに前作ではイライラさせられたが、本作ではどうだろうかと、期待して聴いてみて期待はずれ。やっぱり散漫であっちこっちへとサウンドスタイルが飛んでいて、結局何をしたいのかが不明になってしまっている虻蜂取らず。

1曲目はシンセの生音でRihannaもかくやと思わせるようなR&Bスタイルかと思うと、アルバム後半に持って行くべきようなしっとり系の曲をやってみたり、Rachelle Ferrellをフィーチャーしてみたり。そして相変わらず歌い方がぞろぞろぐだぐだしている。多分もうこの人の音楽は聴かない。

Self Portrait (2008)


(★★☆☆☆ 星2つ)

Danny Hathawayの娘ということで、Jazzに行くのかコンテンポラリーR&Bに行くのか、難しい舵取りを迫られるところだが、本作はそのどっちつかずが消化不良な感じ。どの曲を聴いても耳当たりは悪くないが、何一つ胸に残らない。ボーカルもだらだらした感じで、何をしたいのか、よくわからない。不快ではないが、心地よくもない。