(★★★☆☆ 星3つ)
色々な恐怖要素を寄せ集めた結果、発散してしまった印象。交通事故に遭い歩くことのできなくなった主人公ジェシーが父親に連れられ、湖のほとりにある実家に戻る。ジェシーは自分の幼い頃に死んだ母親の部屋に通され、そこで母親のビデオメッセージを発見するが、ビデオ中、母親がタロット占いで不吉な予告をする。不可解な現象が起こり、妙にリアルな悪夢を見、自分の世話をしてくれる高校時代の同級生と謎解きに出ると…というストーリー。
さて、ネタバレはこれ以上書かないが、せっかく「ありそうでなかった」ストーリーを作っているのに、肝心の怖さが伝わってこないのが、全般を通じてフラストレーションを感じさせる。ただ、ストーリーはまずまずなので、退屈はしない。怖さがイマイチなので、ホラーマニアには物足りない。ポスターが一番怖い。
(2016/8/12 記)