映画レビュー バーレスク (Burlesque)



(★★★★★★ 星5つ)

2011年の正月休みに映画館で鑑賞。オーソドックスなエンターテインメント映画。キャバレーが舞台ゆえにミュージカル仕立てのように見えるが、セリフであるべきところはちゃんとセリフだから、ベッドルームで突然歌い踊りだしたりはしないので、ミュージカルアレルギーの人にも安心して観られる。ストーリーも分かりやすいから、その点でも安心。

となると退屈を救うのは歌と踊りとシェールの存在感にかかっている訳だが、(笑)シェールはもちろんいるだけで存在感の人だから、見飽きないし、歌と踊りはこれぞエンターテインメントと言って恥じないというか、誇れる仕上がりでさすが。

そして随所に見られるのはゲイの存在だが、これを理解できるかどうかで、この映画の楽しみが増えるかどうかがかかっている。「アギレラかっこいー、シェールすごーい」みたいな観方をする女性以外、ストレートの男がこれを観て楽しめるのか疑問なほど、そこがキーと言えるのだが、その辺りは観てのお楽しみ。我がパートナーはこれをとてもとても楽しんだようで、映画館から帰る車の中ではシェールとアギレラの曲のハウスミックスを堪能していた。