夜の樹 (★★★★☆ 星4つ) 「世の中には人を不愉快にさせるのが得意な人間がいる。そしてその類の人間が才能を持つと一番厄介なことになる。」と↓の『叶えられた祈り』のレビューで書いた。その印象はそのままに、様々な破滅を描…
カテゴリー: レビュー
私個人の好き・嫌い・実体験の記録・印象を記したページです。
現在、音楽、書籍、映画、飲食店の4分野があります。
評価の凡例は以下のとおり。
★★★★★(星5つ)・・・ 最高に素晴らしい。他人にも是非お勧めしたい
★★★★☆(星4つ)・・・ 充分に満足、そのための時間を費やす価値がある
★★★☆☆(星3つ)・・・ 至って普通、特に不満はない。お好きならぞうぞ
★★☆☆☆(星2つ)・・・ 残念。不満やフラストレーションを感じる
★☆☆☆☆(星1つ)・・・ そのための時間が無駄、腹立たしい
☆☆☆☆☆(星ゼロ)・・・ 話にならない
なお、レビュー対象物の営業に関わる
個人・会社・団体の誹謗中傷や信頼失墜を目的とするものではありません。
書籍・CDやDVDのカバー図案や、
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ペスト (★★★★★ 星5つ) 書いてあることがごくまっとうなせいか、重い舞台設定で起伏のある構成なのに、さらりと 読めてしまう。長さを感じさせない。 凄惨で無情な光景のはずなのに、アルジェリアのエキゾチックさからか、ど…
麻薬書簡 再現版 (アレン・ギンズバーグ共著) (★★★☆☆ 星3つ) 「書簡」というタイトルだが、中身は実体験に題材をとった小説的読み物。書簡そのままではなく、どうやら推敲もなされているらしい。これをどのような書物に分…
麻薬書簡 再現版 (ウィリアム・バロウズ共著) (★★★☆☆ 星3つ) ウィリアム・バロウズを参照
燃えるスカートの少女 (★★★★★ 星5つ) 極めて現代アメリカ的な舞台で描かれる日常短編集と思って読むと、その設定の非現実的な様にめまいがする。どの話もシュールな設定で、童話、それもちょっと残酷な童話を読んでいるようだ…
吉村 昭(著) (★★★★★ 星5つ) 関東大震災について、徹底的に史実にこだわってレポートした本。興味深いのは、震災前に、東京に大地震がくるのかどうかをめぐって鋭く対立した東京帝国大学の2人の地震学者のことから叙述して…
よしもとばなな(著) (★★★★★ 星5つ) 個人的にも時々夢日記をつけているので、自分と同じく鮮明にストーリーの入り組んだ夢を見るよしもとばななの話は興味深かった。 いつものヘタウマ調の、しかし綿密に練られた言葉の数々…
なんくるない (★★★★☆ 星4つ) 本人も解説で言っているように、観光客の目でみた沖縄を書いた小説短篇集なのだが、沖縄と聞いて沖縄に住んでいない人が思い浮かべるような一般的なイメージにほぼ沿った舞台設定になっている。 …
パレード (☆☆☆☆☆ 星ゼロ) まさに糞の役にも立たないとはこういう本のことだ。ダラダラ無意味な描写を続けた挙げ句、最後に支離滅裂ながら、その前に無理やり置いた伏線からはさもありなんという犯罪の展開をして、しかもケツが…
海辺の光景 (★★★★☆ 星4つ) 短篇集。表題の作品は「うみべ」ではなく「かいへん」だそうだ。 精神を病んだ母親に最期に付き添う様が、そこに至る思い出とともに過去と現在を行きつ戻りつして描かれている。人が狂気に至る様、…