フランキー・マシーンの冬(上・下) (★★★★☆ 星4つ) (★★★★☆ 星4つ) マフィアの抗争が一つの柱になっているハードボイルド物。既にロバート・デ・ニーロ主演で映画化も決まっているとか。ストーリーは分かりやすいが…
カテゴリー: 小説(海外)
外国人人作家の小説について印象を記しています。
ただし、海外ベースで執筆している日本人作家の作品は
こちらに入れています。
チェーホフ・ユモレスカ―傑作短編集〈1〉 (★★★☆☆ 星3つ) チェーホフとはどんなものかとまずはとっつきやすい小品集から手をつけるべくこれを選んだ。とっつきというものがその作家に興味を持たせることを目的としているなら…
オン・ザ・ロード (★★☆☆☆ 星2つ) かつては『路上』の邦題で出ていたものの新訳・改題版。ビート・ジェネレーションの代表者というか開祖というか、それまで生産的で勇敢であることが美徳として求められていたアメリカ社会の中…
マンハッタン少年日記 (★★★☆☆ 星3つ) 病めるアメリカを地で行く著者の、13歳~16歳の日記。ビートニク世代には受けたようだが、文体には美しさを感じなかった。それでは内容はどうかというと、これもまたハナクソのような…
夜の樹 (★★★★☆ 星4つ) 「世の中には人を不愉快にさせるのが得意な人間がいる。そしてその類の人間が才能を持つと一番厄介なことになる。」と↓の『叶えられた祈り』のレビューで書いた。その印象はそのままに、様々な破滅を描…
ペスト (★★★★★ 星5つ) 書いてあることがごくまっとうなせいか、重い舞台設定で起伏のある構成なのに、さらりと 読めてしまう。長さを感じさせない。 凄惨で無情な光景のはずなのに、アルジェリアのエキゾチックさからか、ど…
麻薬書簡 再現版 (アレン・ギンズバーグ共著) (★★★☆☆ 星3つ) 「書簡」というタイトルだが、中身は実体験に題材をとった小説的読み物。書簡そのままではなく、どうやら推敲もなされているらしい。これをどのような書物に分…
麻薬書簡 再現版 (ウィリアム・バロウズ共著) (★★★☆☆ 星3つ) ウィリアム・バロウズを参照
燃えるスカートの少女 (★★★★★ 星5つ) 極めて現代アメリカ的な舞台で描かれる日常短編集と思って読むと、その設定の非現実的な様にめまいがする。どの話もシュールな設定で、童話、それもちょっと残酷な童話を読んでいるようだ…
深海のYrr (★★★☆☆ 星3つ) (★★★☆☆ 星3つ) 簡単に箇条書きに。 良い点: Yrrの正体が従来にありがちなクリーチャーでなく、新しい。 パニックムービーやSFにあまり出てこないロケーションが舞台になってい…