在留資格をめぐって提訴中の外国人同性パートナーへの支援

在留資格をめぐって提訴中の外国人同性パートナーへの支援

外国人同性パートナーの在留資格に関し、台湾の男性が提訴している。この台湾人男性は、一旦は収容されその後仮放免となったが、仮放免中のため仕事ができず困窮しているとか。この件につき、同性婚人権救済弁護団から支援の依頼メールが来た。迷ったが、パートナーじょにおとカンパすることにした。

迷ったのは、こういうことからだ。やむにやまれぬ事情により生活の危機に直面している人は、世の中にたくさんいる。またその事情も様々。この日台同性カップルが実際どういう人柄なのかも知らない。他人にカンパを募る前に何かすべきことはなかったのか、これが同性婚人権救済の申立人である我々に呼びかけがあったからといって、申立そのものについての密接関連事項でなない。と考えると、どんどん支援の気持ちは遠ざかる。人助けにお金を出すべき事柄は、他にも山ほどある。

しかし、「これを自己責任論で片付けていいのか。社会の仕組みの不合理によってこの事態になった人に、自分達は(できるのに)何もしなくていいのか、同性婚制度が日本にない故という話だったら弁護団が支援を訴える心情も分かる」とじょにおと話し合い、支援金を些少ながら拠出することにした。

前に同性婚人権救済の申立人説明会に参加した際には、申立人は税金や保険控除の法的保障が必要で同性婚の申立人をしている、とても実質的な理由が多い人達であるように感じた。逼迫している人も少なからずいるだろう。果たしてそこに呼びかけをしてどれだけ支援が集まるのかという、実際上の有効性の問題もある。
俺とじょにおは、少なくとも逼迫はしていない。そして、同性婚人権救済申立や、パレードへの参加などを通じて、世の中がよりよい方向へ進んでくれるようにと思いながら生活している。この支援について義務ではないが、俺とじょにおの境遇からすれば、して然るべきと思う。この程度のことでノブレス・オブリージュという気はさらさらないが。

支援の集会もあるようだ。我々はこれには出ないが、参考まで(以下文は上記弁護団により転載許可済):

「外国人同性パートナー在留特別許可訴訟を支援する集い」

日本人の同性パートナーと23年間同居してきた台湾籍のGさんが、入管から国外退去を求められています。
異性のカップルなら認められる在留特別許可が、同性カップルだというだけで拒否されるのです。
日本で初めて同性カップルに異性カップルと同等の処遇を求める訴訟が東京地裁に提起され、現在、審理が行われています。
この訴訟は日本の同性カップルに共通する法的地位をめぐるもので、その勝敗は他の分野にも波及することが予想されます。
その意味ではこの訴訟は日本の同性愛者にとっては人ごとではないのです。

Gさんは現在、仮放免中のため働くことができません。
訴訟は結審までに時間を要しそうな形勢です。
そこでGさんを励まし、経済的にも少しでも支援することを目的として支援する集いを開きます。
同性カップルの法的権利に関心のある皆さんのご参加をお待ちしています。

「パートナーは、僕にとって唯一の家族です。男女の夫婦のように、愛し合っている大切な存在です。僕はこれから先もずっとパートナーと共に暮らし続けたいと、強く願っています。」(5月26日、東京地裁でのGさんの意見陳述より)

と き 2017年7月8日(土) 17時~20時
ところ イロドリ(irodori) 渋谷区神宮前2-14-17  03-6804-3736
会 費 1口 10,000円(飲み放題付き。Gさんカップルへの支援金を含む)
内 容 ・Gさんおよびパートナーさんからのメッセージ
・永野弁護士からの訴訟の経過報告
・発起人からの応援メッセージなど

*会場ではカンパも募ります。

*事前申し込み(締め切り6月30日) xianken@mac.com

*当日、出席できない方からの支援も歓迎いたします。
【郵便振替口座】
振替口座名:外国人同性パートナー在留資格訴訟を支援する会
口座番号:00140-4-265560
※振込手数料は支援者ご負担でお願い致します。

発起人(五十音順)
生島嗣(特定非営利活動法人ぷれいす東京)
一戸希一(レストラン経営)
岡部芳広(相模女子大学教授)
加藤雄治(HIV感染者支援ボランティア)
鈴木賢(明治大学教授)
永易至文(NPO法人パープル・ハンズ事務局長、行政書士)

周囲にもこれを知らせてほしい。

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