この夏休みは特に外出の予定やアクティビティーがつまっているわけでもなく、気ままにシャンパーニュを飲むことが楽しみの一つ。一昨日は日本未輸入の1本を。
Piper-Heidsieck Cuvée Sublime Demi-Sec(ピペール・エドシック キュヴェ・シュブリム ドゥミ・セック)は、名前のとおり甘口。辛口流行りの日本には輸入されていない。並行輸入しているところも見つけられなかったので、飲んでみたいと思っていて、6月末~7月初旬にじょにおがヨーロッパに出張した時に、リクエストして買ってきてもらった。シャルルドゴール空港で見つけて買ったとのことだが、帰国して一度羽田でなくしたらしい(!)。しかし無事見つかって、持ち帰ることができた1本。そういう意味でも貴重。(笑)
いつものBrutは赤いラベル、こちらはパッケージ、ラベル、そしてミュズレーともに紫があしらわれている。開栓してまず意外だったのは、いつも飲んでいるBrutよりは黄色味が浅いこと。Demi-SecとBrutでは当然セパージュが異なっているのだろう。
液体は重め。泡は若干大きめ。そして、フルーティーでとろりと甘い。用意したブルーチーズのメープルバターがけや、バニラビーンズ入りベリージャムを乗せたクリームチーズのカナッペなどと一緒に楽しむと、甘いが大人の味わい。
同じDemi-SecでいうとDeutzの方が繊細で様々な香りがするように感じたが、Piper-Heidsieck Cuvée Sublime Demi-Secは食事後のリラックスしたひと時に、素直な喜びをくれる感じだ。甘口好きの我が家では好感の持てた1本。またじょにおがヨーロッパに行ってきたら買ってきてもらおう。(笑)
さて翌日(昨夜)は、うちに友人のあべおが来たので手巻寿司を用意。食事の前にじょにおとあべお(←ややこしい 笑)はビールを飲んでいたので、食事中はじゃあ何を?といえば、そりゃあ出すよね?と常備してあるBrutを開けることにした。ちなみに俺はビールがあまり好きじゃない。うんと喉が渇いていて出されたら、最初の50ccくらいは楽しめるかもしれないが。
写真では色の写り方がDemi-Secとさほど変わらないように見えるかもしれないが、実際はこちらの方がはっきりと濃い。そして名前のとおりBrutで、しかもダイナミックなので、酢飯にも負けず、貝や脂の乗った魚とも合う。気軽に楽しむ手巻寿司にはベストマッチ。
期せずして同じメゾンの甘口と辛口を飲み比べることになったが、どちらも好みに合って楽しめたし、その前にはPalme d’Orを飲み、3夜連続で幸せ。こういう優雅な時間が欲しかった!