サラダ、きのこ料理、Champagne Daniel Etienne


相も変わらず飲食記録。こういうトピックは平和でいい。自分の好みに合わないからといって、好き嫌いで人間同士が反目することもないし。これ以外に日々つらつら考えることはあるのだけど、ひとまずは飲食物も日々を形作るひとつということで。

果物とクレソンのサラダ ヨーグルトドレッシング

題名どおり。果物は好みのものを使って構わないが、今回はこんな感じ。肉系の料理とよく合う。

材料:

  • オレンジ 1個
  • パパイヤ(適度に熟したもの) 半個
  • りんご 半個
  • クレソン 1束
  • プレーンヨーグルト(無糖) 1カップ
  • 塩・こしょう 少々

準備:

オレンジは皮を剥いて、薄皮と実の間にナイフを入れて実だけ取り出す。パパイヤは縦半割で種を除き、皮を剥いて食べやすい大きさに切る。りんごも皮を剥いて食べやすい大きさに。クレソンは和えやすい長さ(3cm位)に切る。

ヨーグルトは水を切る。ざるにペーパータオルを敷いてヨーグルトを入れて包むようにし、上に皿など少し重しを置いて30分ほど置けば水分が適度に抜ける。

調理:

あとは和えるだけ。果物とクレソンをボウルに入れて、水切りヨーグルト、塩こしょう少々で、和える。この材料で塩こしょう?と思うかも知れないが、これは東欧でよく使われているドレッシングのレシピで、クレソンとの相性もいいのでご心配なく。和える時にはパパイヤが柔らかいので、手でやさしくすると形が保てる。

出来上がり。
出来上がり。

雲南風きのこ鍋

ちらっとテレビで見て作ってみた。きのこは何でもよいそうで、種類が多い方がおいしいとか。受け売りなので、ちゃんと材料分量などを書いてレシピを紹介するほどでもないから、写真で。

材料はシンプル。お好みのきのこ、鶏がらスープ、紹興酒、ねぎ、しょうが、にんにく、鶏の脂少々。

こんな感じで用意。一番手前のはポルチーニ(!)。洋風だけど、きのこだし。
こんな感じで用意。一番手前のはポルチーニ(!)。洋風だけど、きのこだし。
この中の1つ、丹波しめじというもの。しめじなのにこんなに大きい。
この中の1つ、丹波しめじというもの。しめじなのにこんなに大きい。
きのこ以外の材料を鍋に入れて煮立てたら、きのこ投入。あふれるほどでもかさが減るのでこれでOK。
きのこ以外の材料を鍋に入れて煮立てたら、きのこ投入。あふれるほどでもかさが減るのでこれでOK。

煮る時間は20分ほど。蓋をして蒸すようにした方がいいと思う。20分すれば出来上がり。

きのこのだしが出ておいしい!
きのこのだしが出ておいしい!

この鍋は美容にいいんだとか。お試しを。

* * *

Champagne Daniel Etienne

シャンパーニュを趣味として飲み始めてまだ1年と3ヶ月。メジャーな所の物もまだすべて飲んでみていないのだが、シャンパーニュには材料となるぶどうを買い付けて製造している大きな所以外にも、レコルタン・マニピュラン(Recoltant Manipulant RMと略記される)も気になる。RMは自分の所の畑で作ったぶどうから醸造する、いわば造り酒屋。今回はふと気まぐれに買ったRMのシャンパーニュ。

Daniel Etienne Brut Millesime 2000
Daniel Etienne Brut Millesime 2000

Daniel Etienne Brut Millesime 2000 (ダニエル・エティエンヌ ブリュット・ミレジメ2000)

どんな作り手なんだろうかとネットで検索してみると、どうやら小さくのどかな作り手のよう。シャンパーニュというと、高価で華麗でちょっと気取った特別な酒というイメージかもしれないが、ここのホームページを見ると、日本の地酒のような酒造りから生まれるものもあるのだなあと思う。シャンパーニュはちゃんと風土に根ざした産物なのだ。

開栓してまず放たれてきた香りは、いわゆるブリオッシュ香。グラスに注ぐと、泡はすぐ穏やかな立ち上り方に落ち着く。

注ぐとこんな感じ。シャンパーニュを写すのがちょっとうまくなってきた?(笑)
注ぐとこんな感じ。シャンパーニュを写すのがちょっとうまくなってきた?(笑)

色は黄金色。アッサンブラージュ(ぶどうの種類から来る調合比率)は、シャルドネとピノ・ノワールが半々だとか。

色の濃さは熟成ゆえか。
色の濃さは熟成ゆえか。

そして飲むと、適度に酸味があり、ワイン本体を形成するぶどうの骨格が感じられ、後味にはシャンパーニュとしてはやや強めの苦味。シャンパーニュを飲んでいると、いわゆるミネラルとは何ぞやと思うことがあるが、ミネラルを感じることができる。

飲み進めると、開いてきてもう少しふくよかになる。複数のチーズをお供にあしらったが、バッティングすることはなく、トリュフ入りチーズなどと合わせると苦味もうまくやわらいだが、じょにおには全般的にあまり好みでなかったよう。泡が消えてからがあまり自分の感覚にフィットしないと言っていた。こうした味のシャンパーニュは、食前、あるいはオードブルなどと共に軽く飲めばいいのかもしれない。
そうして考えると、やはりメジャーどころのシャンパーニュは、企業がかりで製造の秘策を練っているだけのことはあるのかなとも思える。あるいは、名手と言われる作り手の物の奥深さとか。でも、このDaniel Etienneのように、いわばフランスの造り酒屋の地酒も、これはこれでありではないかとも思えた。その素朴さとともに、何となく、シャンパーニュのルーツを考えた1本。