ボリュームサラダ、Deutz Brut Classic


平日に仕事をして帰ってくると、そこから本格的な夕食を作るのはしんどいので「今日はパスタとサラダで」という時がある。そんな手抜きの時に、サラダをちょっとメインのようにボリュームのある感じで仕立てると、何となく食事のかっこうがつくので、魚や肉を入れたサラダを作る。今回のは、そうした手抜きメニュー。

まぐろのソテー サラダ仕立て

材料:

  • メバチマグロ サクで1切れ
  • ラディッシュ 6、7個
  • ルッコラ 半袋位
  • 小麦粉(薄力粉) メバチマグロのサクをまぶせる位
  • 塩こしょう 少々
  • にんにく 1片
  • バルサミコ酢 100cc
  • 粒マスタード 小さじ1杯半
  • オリーブオイル フライパンに1センチくらい

準備:

ラディッシュは葉つきのまま縦半分に。(葉つきにするのは見た目の問題、食べる時に面倒なら葉は取ってしまってもOK)ルッコラは半分くらいに切る。

調理:

メバチマグロは塩こしょうを軽くふって、水気が出たらペーパータオルで押さえるようにして取り、にんにく1片を切って断面で軽くこすって、にんにくの香りをつける。(サラダなので、そのままにんにくを刻んで炒めると風味がくどい。なので、ほんの僅かな香りづけ程度にするため、このやり方。臭みのもとになる余分な水気を出してからの方がいいので、塩こしょうの後に。)
その後、小麦粉を全面に薄くはたき、オリーブオイルを敷いたフライパンで揚げるようにして焼き付ける。中はレアに仕上げるので、強火で。焼き目がついたら、アルミホイルでくるんで冷たい中まで熱が伝わるようにして休ませる。(10分くらい)

ドレッシング用に、バルサミコ酢を煮詰める。小さめの鍋(酢の酸で腐食しないようにコーティング加工された鍋を使う)で半量になるまで煮詰めたら火を止めて、湯気が出なくなるくらいまで温度が落ち着いたら粒マスタードを混ぜる。

更にルッコラを敷き、焼き上げたマグロのサクを置いて、周りにラディッシュを置く。ドレッシングは、皿をテーブルに出したらそこでかけるのがよい。こんな感じで出来上がり:

まぐろのソテー サラダ仕立て。
まぐろのソテー サラダ仕立て。

食べる時はテーブルで切り分ける。中がレアで刺身サラダのようだが、外はカリッと香ばしい。

だいぶ食べちゃってるけれども。(笑)
だいぶ食べちゃってるけれども。(笑)

さて、この食事をした時じょにおとの会話。

JOE:「んー、こういう食事の時にはBrutのシャンパーニュでも飲みたいねえ」
じょにお:「しょっちゅうしょっちゅう飲み過ぎです」
J:(シャンパーニュグラスを持ち上げる動作をする)
じ:「飲みません」
J:「ちっ…」
じ:「『ちっ』って言わない!」

という訳で、飲んだ後、↑のような軽い食事に合わせればやはりよかったか、と感想を持ったシャンパーニュのお話。

シャンパーニュの飲み方の問題? 時にはあっさり飲むべし。

日曜日の夜、取り立ててすることもなかったので、Deutz Brut Classic(ドゥーツ ブリュット・クラシック)を飲んでみることにした。これはDeutzのスタンダードライン。Demi SecRoséに続いてDeutzは3本目。

Deutz Brut Classic
Deutz Brut Classic

開栓し、グラスに注ぐと泡の出は勢いがいい。少し経っても、グラスの内側全体から泡が集まって立ち上るような感じで、エキス分が濃いのか、揺らぐように出てき、ディスク(液面上部の表面張力の部分)もシャンパーニュにしては厚め。色は黄金色で、最初の香りは花や果物系の匂いよりも、酸と醗酵香が目立つ。

実際はこの写真よりももう少し黄色味が強め。
実際はこの写真よりももう少し黄色味が強め。

一応チーズも用意したのだが、そんなにマリアージュを楽しむような感じでもなく。最初の方にはいろいろな香りの要素があったのが、最後の方にはシャンパーニュとしての味わいも若干痩せてきて、酸味が第一に感じられるようになり、俺にとってもじょにおにとっても、好みとは少し離れた味に感じられ、持て余し気味になってしまった。Deutzだから美味しさがあるはず、と若干期待しすぎたか?  こういうあっさりしたスタンダードラインの辛口シャンパーニュは、食前酒としてやオードブル、あるいは魚料理とともにさっと飲んでしまった方がいいのだろう。好みと外れたなあと思わせる飲み方をしてしまったという意味では、ちょっともったいなかった。