新年


この年末年始の休暇はかつてないほどのんびりしていて、基本食っちゃ寝生活だった。あと、映画は割とたくさん観て、そちらはホームページのReviewsコーナーを参照してもらうこととして、例によって年末年始の生活の記録など。食生活が多いけれども。

まず、時間があったので、ローストビーフを作った。初めてだったけれども、大成功。大晦日と元旦には近所のあべおがうちに来て、一緒に年越し・年取りをしたのだが、お金を取れるレベルとお言葉をちょうだいした。

なかなかいい色でしょ。
なかなかいい色でしょ。

正月飾りは去年はせずに、今年も特別なことはしないつもりだったのだが、気分は取り入れたいと思っていたので、大王松を買ってきて、その葉だけを玄関と食卓に飾った。

これは玄関。コンランショップで買った花瓶に挿した。こういう頭の人いるよね。(笑)
これは玄関。コンランショップで買った花瓶に挿した。こういう頭の人いるよね。(笑)
ダイニングテーブル。新春ぽい気分を簡単に、しかもモダンに演出できてお勧め。
ダイニングテーブル。新春ぽい気分を簡単に、しかもモダンに演出できてお勧め。

で、おせちを高島屋のネット通販で買ったら、冷凍で届いてびっくり。冷凍食品は冷凍食品と明記すべき。詐欺に遭った気分。で、それは返品して返金させることにして(返金はまだ来ない)、おせちは伊勢丹で買いなおし、事なきを得た。おせちの写真は特に面白いものでもないので省略。今回は、シャンパーニュを楽しみに。Piper-Heidsieckの、NV(ノン・ヴィンテージ)と、Brut Vintage 2000を飲み比べてみた。ところで、Piper-Heidsieckはフランス語読みではピペール・エドシックのようだが(フランス観光開発機構ウェブサイトにもピペール・エドシックと書いてある)、カタカナだとパイパー・エドシックと書いてある方が圧倒的。でも、パイパーって何かを想像して嫌。(笑)なので、俺としては、ピペール・エドシックと読むことにする。

こちらはNV。お年越しの時に飲んだ。赤のラベル。
こちらはNV。お年越しの時に飲んだ。赤のラベル。
そして元旦に飲んだBrut Vintage 2000。黒いラベル。
そして元旦に飲んだBrut Vintage 2000。黒いラベル。

飲み比べてみた感想としては、NVにもBrut Vintage 2000にもそれぞれの味わいがある。NVはフルーティーさがやや優り、泡立ちがほんのわずか強かった。華やかな香りで、個人的にはクリスマスに飲んだモエ・エ・シャンドン・ブリュット・ロゼよりも、こちらの方が充実した感じがして、好きだった。

そしてBrut Vintage 2000は、作られるぶどうの品種の違いもあるが、NVよりもすっきりとして、かつ骨格がしっかりした感じがした。飲み進めると生じる香りの変化の幅も大きく、面白かった。やはりNVよりはやや通向けか。それでも、さほど人を選ぶような個性ではなく、飲みやすいシャンパーニュではあったと思う。

◇ ◇ ◇

さて、享楽の記録はこれくらいにして、今年1年をどんな年にしたいかとつらつら考えるに、やはり、会社生活を脱却して、自分自身で何かする礎を築きたい。ある人からは物書きを勧められ、さる人からは作曲を勧められ、また違う人からはレストランをやってみたらどうか、などと言われて、どれにも魅力を感じるが、そういった器用貧乏から脱却しなければ、何事も芽が出ず、中途半端になってしまう気がする。やはりつきなみな言葉ではあるが「選択と集中」が大事なように思う。その見定めを迷って今ここまできてしまっている訳なのだが、どれにするにせよ、「自分には○○が身にならなかったとしても××の才能があるし」などと、可能性に逃げてしまわないこと、これが大事であるように思う。言い換えるなら、From Potential To Performanceとでも言ったらいいだろうか。そして、やるなら思い切りやること。実行すること。これを心がけていたい。

また、今年は今まで付き合ってきた人との付き合いも大事にしながら、さらなるインスピレーションの素になるような、違うフィールドに生きる人達と知り合ってみたい。そういった人との交流からも、新しい風を吹きこみたいと思っている。

ということで、本年もよろしくお願いいたします!